日 時 平成14年11月26日（火）13:30〜17:00
場 所 東京大学地震研究所第２会議室
出 席 者
東北大学大学院理学研究科地震・噴火予知研究観測センター 浜口博之 教授
東京工業大学火山流体研究センター 平林順一 教授
東京大学大学院理学系研究科地殻化学実験施設 野津憲治 教授
名古屋大学大学院環境学研究科地震火山観測研究センター 山岡耕春 助教授（藤井委員代理）
京都大学大学院理学研究科地球熱学研究施設 田中良和 教授
京都大学防災研究所火山活動研究センター 石原和弘 教授
九州大学大学院理学研究院地震火山観測研究センター 清水 洋 教授
弘前大学理工学部地震火山観測所 田中和夫 教授
鹿児島大学理学部南西島弧地震火山観測所 角田寿喜 教授
東京大学地震研究所火山噴火予知研究推進センター 渡辺秀文 教授
東京大学地震研究所火山噴火予知研究推進センター 中田節也 教授
東京大学地震研究所地球ダイナミクス部門 藤井敏嗣 教授
東京大学地震研究所火山噴火予知研究推進センター 鍵山恒臣 助教授
（オブザーバー）
文部科学省研究開発局地震調査研究課 磯谷桂介 課長
文部科学省研究開発局地震調査研究課 吉田秀保 地震火山専門官
東京大学地震研究所 山下輝夫 所長
東京大学地震研究所 高橋忠世 事務長
東京大学地震研究所 安岡邦信 事務長補佐
議題
１．気象庁とのデータ交換に関して
火山観測に関する気象庁とのデータ流通に関して、前回協議会以降の進捗状況について藤井（敏）委員および石原議長から報告があった。
２．第６次、７次火山噴火予知計画について
第７次噴火予知計画の起草委員会が設置されたことなどの進捗状況が石原議長から報告された。また、起草委員会主査の藤井（敏）委員からは第６次噴火予知計画中間レビューの外部評価結果が紹介された。外部評価では、今後の噴火予知計画のあり方について防災面からの要請が強調され、３つの機能（学際的基礎研究、噴火予知技術の体系化・実用化、役割分担と連携）がうたわれていること、ネットワークの重要性、情報発信上の問題点指摘などがあることが紹介された。
３．平成１６年度構造探査集中総合観測について
平成１６年度の対象火山の決定に関して、第７次計画でのこれらプロジェクトのすすめ方も含めて各機関の考え方が紹介された（北大の考え方は議長が紹介）。複数年同一火山を対象にすること、浅部構造の解析を精度良くやることが重要であること、新たな探査手法開発が必要であることなどの意見が出された。
平成１６年度の構造探査対象火山として、口永良部島か富士山を、集中総合観測対象火山として御岳がそれぞれ候補に上げられ、次回までに決定することにした。第７次噴火予知計画と密接に関連がある構造探査の新たな実施手法を検討するために、清水委員が中心となってワーキンググループを構成することにした。
４．火山センター客員教官の運用について
現在、火山センターが要求中の客員教官については、火山噴火予知研究協議会が候補者を選出し所内の共同利用委員会に提案すること、大学の噴火予知計画の連携を図るために、構造探査と集中総合観測などの企画・運営・データ解析の役目を果たすことを任務とする旨の火山センター提案が紹介され了承された。初年度の客員候補の選定はワーキンググループ（渡辺、中田、石原、清水）が当たることにした。
５．その他
・防災研究フォーラムの報告
防災研究フォーラムに関して、その設立の主旨や初回打ち合わせ（６月２８日）、立ち上げシンポジウムなどについて山下所長から報告があった。
・大学の法人化について
１１月２５日に開催された国立大学附置研究所等特別委員会の中間報告の骨子案について文科省の吉田専門官から解説があった。
配布資料
(噴火予知協８−１) 第７回（平成１４年度第１回）議事概要（案）
(噴火予知協８−２) 第６次 火山噴火予知計画の実施状況等のレヴューについて（報告）
(噴火予知協８−３) 平成１４年度・富士山集中綜合観測の概要
(噴火予知協８−４) 火山噴火予知研究推進センターの組織図
(噴火予知協８−５) 防災研究フォーラムの設置について（案）
議場配付資料
国立大学附置研究所等特別委員会中間報告骨子案
国立大学附置研究所等特別委員会における検討スケジュール（案）
国立大学法人（仮称）における運営費交付金等の構造