第9回(平成15年度第1回)火山噴火予知研究協議会議事概要

 

日 時:平成15年4月30日(水)13:30〜17:00

場 所:東京大学地震研究所第2会議室

 

1.前回議事概要(案)が了承された。

 

2.委員の追加等について

 議長から、浜口委員の後任として植木助教授、オブザーバーとして火山噴火予知研究推進センター客員教官の大島助教授、筒井助教授、地震研究所アウトリーチ担当の土井助教授、火山噴火予知研究推進センター武尾教授が参加している旨紹介があった。

 

3.客員教官の任務と今後の推薦の仕方について

 4名の客員教官から、今年度の活動と任務や抱負についてそれぞれ説明があった。その後、来年度以降の客員教官候補者の推薦の仕方について、火山分予知研究推進センター長の藤井(敏)委員から「客員教官候補者選出に関する申し合わせ」案について説明があり、質疑応答の後、了承された。幹事から追って推薦に必要な事項について連絡をすることとした。

 

4.集中総合観測・構造探査について

1)平成15年度計画と進捗状況と振興調整費研究

 鍵山委員からは9月初旬に富士火山において実施する構造探査の進捗状況について説明があった。詳細については5月末に開催される火山噴火予知研究委員会で説明される。続いて、渡辺。藤井(敏)委員からは富士山の集中総合観測(平成14年度)および振興調整費研究の進捗状況についてそれぞれ報告があった。また、平林委員から、草津・白根火山の8月下旬から9月に実施する予定である旨説明があった。

2)平成16年度以降計画と構造探査ワーキンググループ報告

 御岳山の集中総合観測計画について木股代理委員から概要説明があった。また、口永良部島の火山体構造探査計画については石原議長から報告があった。

 平成15、16年度の構造探査および集中総合観測の具体的な実施計画については、火山噴火予知研究委員会で討議することとした。

3)構造探査ワーキンググループ報告

 これからの構造探査のあり方についてのワーキンググループの検討結果を、清水委および筒井・大島オブザーバーから報告があった。その後、平成17年度以降の計画についても対象火山とやり方について意見交換を行った。今後、協議会がどのような年次計画で構造探査に取り組むのかについての具体的な方策をワーキンググループと火山噴火予知研究推進センター教官(客員教官を含む)とで検討し提案することとした。

 

5.噴火予知計画について

 策定委員会主査の藤井(敏)委員から、第7次噴火予知計画建議策定に関する進捗状況や今後のスケジュールについて説明があり、意見交換を行った。

 

6.その他

 文部科学省側からは、大学法人化後の附置研の位置付けや経費確保などに関する現状の解説があった。その後、平成16,17年度に外国人客員枠の要求についての意見交換を行った。

 

次回は10月開催を予定。

 


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