図8 新燃岳2011年噴火の溶岩流出期に見られた,調和型の地震微動から地震−空振微動への遷移を再現するモデル実験.(a)実験装置の概略.気流によって振動するバルブを通って,流体の底からガスを供給する.圧力センサー(PS1, PS2)で気体供給路内の圧力変動を計測し,マイクロフォン(MC1,MC)で,空中に放出される音波を計測する. PS1とMC1それぞれの計測波形とスペクトル,及び,高速度ビデオカメラの映像を示す.流体中の気体輸送形態が,気泡からガスパイプに遷移するところで,観測された地震と空振の微動の特徴が再現された.