図14 乾板と鉛板を交互に複数重ねた新型の多層型乾板検出器による,雑音低減効果. 2012年に昭和新山山麓に原子核乾板を4か月間設置したときの画像である.黒い点の一つ一つが,ミューオン及びそれ以外の雑音(=低エネルギー電子等)の到来方向を示す.Nはミューオンの飛来数を表す.新型検出器(2)による画像では,従来型でみられたノイズの70%以上が除去されている.