2.8.3 共同研究

宇宙線ミューオンを用いた地球観測については,当センターが先導的な役割をはたしてきたこともあり,国内外の多数の機関とともに,ミューオン及びニュートリノの用いたラジオグラフィーに関する共同研究を,活発に行っている(表8).例えば,2国間の共同研究相手国は3か国(イタリア,スペイン,及び米国)であり,多数の国が参加する共同研究プロジェクトは2(IceCube及びMU-RAY)である.国内の共同研究相手方は,大学が5(北大,東北大,名大,京大,及び九大),それ以外の研究機関が3(高エネルギー加速器研究機構,産業技術総合研究所,及び防災科学技術研究所)である.研究内容は,技術開発から,火山・断層・地球深部の共同観測,及び惑星探査ミッション提案(図27)まで,多岐にわたっている.