2.12.5 日本列島の地震活動を予測するモデルの作成(CSEP-Japan)

地震カタログデータに基づく確率論的な予測を行うために,すでに先行して同種 の研究CSEP (Collaboratory for the Study of Earthquake Predictability)を世 界規模で実施しているSCEC (Southern California Earthquake Center) と連携を 図り,2008年にCSEPテストセンターを立ち上げ,日本における地震発生予測検証 実験を実施している(図12).テスト領域として日本,内陸日本および関東, テストクラスとして1日,3ヶ月,1年および3年の合計12のテスト環境が実現され, 提案されている地震予測モデルは160を超え,CSEPに参加している研究機関の中で も最多である.当センターでも地震活動評価に基づく新たな評価手法の開発を行っ ている.