氏名宮武 隆
職名准教授
所属数理系研究部門
専門地震学

最終更新日 11/06 2014

研究内容

研究テーマは,テーマ・分野は,震源物理,震源物理の強震動シミュレーションへの応用、走時トモグラフィー,地震活動のシミュレーション,などなど,いろいろ変化しています。現在行っているのは,構造が断層初期条件に与える影響の研究です。 最近20年以上にわたり,地震の詳細な震源過程がインバージョン解析により推定され続けている。一方,震源域の詳細な3次元地震波速度構造についても推定されつつある。両者を比較した結果,地震のアスペリティ部が高地震波速度域に対応することがいくつかの地震について明らかになっている。これらのことを力学的に説明するために,地震研究所により推定された2004年中越地震の詳細な断層破壊過程と同震源域の詳細な3次元地震波速度構造の関係を力学的に研究した。その結果,震源域の3次元構造に造構応力を加えると,中越地震の震源,特にアスペリティ部分において高応力降下量が期待されることがわかった。

主要論文・著書

宮武 隆,三宅弘恵,木村武志,隅谷謙一, 短周期地震の成因についての考察, 地震2, 61, 2, 91--97, 2008.

Miyatake, T, The effect of heterogeneous crust on earthquakes: a case study of the 2004 Chuetsu, Japan earthquake, Earth Planets Space, 66, 18, doi:10.1186/1880-5981-66-18, , 2014.