名前：阿部 勝征
            職名：教授
            所属：地震予知情報センター
            専門：自然地震学
 
 
 
 
 

研究内容

各種の地震観測データにもとずいて日本および世界各地の自然地震の発生機構や 地震活動の調査・解析を行い、地震活
動とテクトニクスおよび地震・津波の発生 機構との関係の解明を目指している。また、広帯域地震計による観測とその
デー タ解析も実施している。

最近の研究内容は、波形解析を通しての主要な地震の震源過程の解明とそれに関 連したインバージョン解析やテクトニ
クスの研究、地震の規模の定量化に関する 研究、地震発生の確率論・統計的な考察、津波の定量化および予測に関する
研究、 地震の時間的空間的分布とそれに関連した地殻・上部マントル構造の地域性の研 究などである。
 
 

主要論文・著書

Kikuchi, M., Y. Yamanaka, K. Abe and Y. Morita, Source rupture process of the Papua New Guinea earthquake of the July 17, 1998 inferred from teleseismic body waves, Earth Planets Space, 51, 1319--1324, 1999.

阿部勝征, 遡上高を用いた津波マグニチュードＭｔの決定−歴史津波への応用−, 地震2, 52, 369--377, 1999.

阿部勝征, 新しい余震情報, 自主防災, 149, 1, 1999.

阿部勝征, 大震災から５年―地震調査委員会の動向, 防災情報研究所年報, 4, 2--3, 2000.

鳥海光弘・他（共著）, 社会地球科学, 岩波書店, 1999.

阿部勝征（著）・馬國鳳（特稿）, 大地震, 晨星出版（台湾）, 2000.