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国際地震・火山研究推進室

 平成17年(2005年)4月に本研究推進室が開設された.日本を含むアジア太平洋地域は,地震・火山災害の多発地帯であり,防災に資する研究が世界で最も必要とされる地域であるといってよい.地震研究所はこれまでも日本列島を中心としつつアジア・西太平洋の地域を研究対象として,世界トップレベルの地震・火山の研究を行ってきた.平成16年(2004年)4月に開催された地球観測サミットでは地震・火山・津波防災の分野においてわが国がアジア・太平洋地域において国際貢献することが決議された.さらに,「地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)の推進について(建議)」や「第7次火山噴火予知計画について(建議)」においても予知研究推進のため国際協力の重要性がうたわれている.このような状況をふまえ,先進諸国との連携を強化しさらに高度な研究を推進することや,これまでの研究で蓄積してきたノウハウや成果をアジア・太平洋地域に還元していくために本室が開設された.前記の目的を達成するために,本組織を中核として,日本国内・海外の関連機関との連携のもと,研究者の交流,国際研究集会の開催,大規模な地震・火山活動への緊急対応,などを通じて国際的な研究活動の推進を図る.

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