平成30年3月16日、平成29年度ポスト「京」重点課題3「地震・津波による複合災害の統合的予測システムの構築」成果発表会が開催されました。

冒頭で本課題責任者である堀宗朗教授（東京大学地震研究所）から本課題について全体説明がなされた後、サブ課題Ａから堀高峰主任研究員(海洋研究開発機構)と市村強准教授（東京大学地震研究所）が、またサブ課題Bから井料隆雅教授(神戸大学)が、今年度の具体的成果と今後の展望について発表し、各発表に対して参加者から多くの質問がありました。

続いて行われたパネルディスカッションでは、パネリスト、参加者双方が本プロジェクトの社会的重要性を再認識しただけでなく、産・官・学の三位一体の連携により更なる研究発展に期待する意見が挙がりました。白熱した議論が交わされる中、堀宗朗教授の今後の決意表明で幕を閉じました。

最後のポスターセッションでは、各々が興味あるポスターの前で、本プロジェクトの研究者たちによる研究プレゼンテーションに聞き入っていました。

プロジェクトのさらなる進展を目指し、来年度も研究が進められます。

ポスターセッション発表スライド一覧

大規模粘弾性有限要素解析を用いた準静的な地震サイクルシミュレーション手法の開発　縣亮一郎
三次元数値波動水槽の性能向上に向けて　有川太郎
未観測変動を内包するOD交通量パターン集合形成モデル　浦田淳司
Dynamic Programming of Firm’s Activities and Interactions in Disaster Recovery Process　横松宗太
Practices of Earthquake Damage Analysis for Building Structure Using Integrated Earthquake Simulation (IES)　飯山かほり
Almost O(N) method for spatiotemporal BIEM applicable to nonplanar geometries　佐藤大介