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室戸沖GPS津波計沖合実証実験 |
2009.01.04. |
2009年1月 ニューギニア北部の地震 |
【GPS津波計で観測された津波記録】
室戸沖に設置しているGPS津波計で観測された、今回の地震による津波の記録。沖合にあるため、波高は沿岸の記録よりも小さくなる。
12時から13時の間あたりの振幅の変化は今回の地震に伴う津波によると考えられる。
【GPS津波計とは】
GPS津波計は,津波を早期に検出してリアルタイムで沿岸住民に伝達し,津波被害を軽減することを目的として10年余り前に開発をスタートした.
http://www.tsunamigps.com/index.html
装置は,海面に浮かべたブイにGPS(人工衛星からの電波を受信して位置を精度良く 決定する装置)を搭載したもの(下図参照)で,無線によってデータを陸上基地局にリアルタ
イムで伝送し,cm程度の精度で位置を推定してWeb上でリアルタイムに海面高をモニタできるようになっている.
クリックでそれぞれ拡大
大船渡に設置した実験では,2003年のペルー沖 地震や十勝沖地震に伴った津波の検出に成功した。現在は室戸の沖合に設置されていて,2004年の紀伊半島沖地震に伴う津波を検出した。
この海面高はWeb上でリアルタイムにモニタすることができる.
http://www.tsunamigps.com/gpshist.php
現在の設置位置では沿岸到達前10 分程度で津波を検出することが可能であるが,今後さらに沖合に設置することで より早期に津波を検知して津波被害の軽減に役立てたいと考えている.
【共同研究機関】(確認中)
- 東北大学
- 高知高専
- (独)港湾空港技術研究所
- 日立造船(株)
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