浅間火山2004年9月1日噴出物の現地調査結果 [2004.09.02作成,2004.09.06更新]

 
図1.  噴出物の重量で書いた分布図.
これに基づいて重量を求めると約4.5万トンとなる(ただし,これに
は山頂部の噴石・火山弾が含まれていないため,最小値に近い値).
 



 

図2. 最大粒径の分布図.直径5cm以上の噴石が火口から5km程度の範囲に落下した.



 

図3. 黒豆河原(火口の北東約4km)で採取したガラス質皮膜のあるパン皮火山弾.
量的には数%程度.着地した大きな石質岩塊の下の芝生は黒くこげている.
(地震研・産総研)


 

図4. 2004年9月1日噴出物の化学組成.
軽石質火山弾(Bomb)は1783,1973年に,石質岩塊は1108年にそれぞれ似る.石質岩塊は1108 枠の付近の2小黒丸.

 

図5. 1983年の噴火と2004年の噴火の降灰分布の比較.2004年の
噴火よりも1983年の噴火の方が規模が大きいことが分かる.