伊東市周辺のGPS連続観測点分布図




伊豆半島東方沖では2006年1月より群発地震活動が始まり, 4月から更に活発化している. 伊豆半島東部では,今回の群発地震活動に伴い地殻変動が発生している ことが国土地理院によるGPS連続観測により明らかになっている.
地震研究所では,この地殻変動をより詳しく調べるために, 群発地震活動域に近い伊東市周辺に稠密なGPS連続観測網を構築した. 今後得られるデータを解析して,群発地震活動に伴う地殻変動を詳細に明らかに する予定である.

緑の丸の点は国土地理院のGEONETの観測点で 赤の三角の点は地震研究所の連続観測点である.
潮吹崎(SHFK)は2004年9月18日に観測開始し,現在も順調にデータ収録されている. 川奈崎(KWNZ)とさくらの里(SKRS)でも2004年9月18日に観測開始したが, 共に最近1年くらいは欠測しており,川奈崎は2006年3月4日に さくらの里は2006年3月30日に観測再開した.
湯川終末処理場(RINEX名称: YKW2)と伊東市立南中学校(MNMC)と 伊東市立門野中学校(KDN2)では 2006年4月18日に観測開始した.