三宅島山頂火口。7月14日夕方の状態

1.7月14日の噴火で7月8日の陥没口はさらに大きく拡大し、直径1kmのほぼ円形のき
れいなボウル状の火口になった。
2.このボウルは最深部で火口縁から約400mの深さになる。
3.8日の陥没で残されていた元の地形は全て吹っ飛んで無くなっている。
4.火口の南東縁に火砕丘を伴う水蒸気爆発を起こしている火口(爆発孔。約100×
150m)がある。
5.撮影当初は噴煙がなく、すり鉢状の爆発孔の底が見えていた。
6.また、撮影の後半では、爆発孔から水蒸気噴煙が上がり、その後、小規模なコッ
クステールジェットが観察された。
7.ボウルの底には灰白色の数m大の噴石が散乱していた。

(データ)報道機関が撮影したビデオ映像。国土地理院の図化に基づく7月8日噴火の
陥没口の輪郭も参考に示した。