三宅島情報          2000/10/10

07:00 多幸湾乗客待合所に集合.ガスマスク等の装備を配布される.
07:40 4隻の漁船に分乗して大久保漁港に向かう.我々(笹井・及川)
   は気象庁火山ガス班4名と一緒.
09:00 大久保漁港付近で待機.北東の風だが,山頂が雲に覆われP3C
   からの目視による山頂部の安全確認が出来ず.
11:45 火山ガス検出装置を大久保漁港のコンクリート壁付近に設置を
   開始.それ以外の要員(NTT,支庁職員など)は待機.
13:42 P3C による雲の上の噴煙監視が出来る状態になったので,作業
   開始の指示.NTT班と気象庁火山ガス班が別チームを作る.
13:50 GPS・電磁気班(消防庁職員,警察官,地震研2名)三宅支庁へ.
   SO2濃度0.1ppm.
14:30 観光ホテル到着.途中の泥流を徒歩で越えて,民家の車を借用
   などしてたどり着く.
14:50 太陽電池取り付け,GPS立ち上げ.
15:05 プロトン磁力計KMT(神着)観測点到着.ROM回収,バッテリー
   を交換したが,本体が不調で持ち帰る.
15:35 大久保漁港帰着.
15:50 漁船4隻で神津島に向けて出航.
17:10 神津島多幸湾到着.

 本日は地震研の観測のためだけに,警察・消防の1班を作ってもら
って,作業開始が午後にずれこんだにもかかわらず,所期の目的を達
成できた.観光ホテルに到達するにも容易でなく,三宅島勤務の警察
官が同行してくれたお陰である.いつもこのようにうまく行くかどう
かは分からない.

 笹井,及川は気象庁の人達と一緒に中村屋という民宿に移動.

 明日は坪田漁港から空港のGPS立ち上げと,プロトン磁力計データ
交換を目指す.
                       笹井洋一