10月21日(土)晴れ
大久保・孫(絶対重力,相対重力)

重要事項:
(1)ランドクルーザーの駐車位置、給油状況(最下段記載)。
(2)パジェロにはスコップが積まれてないので、東京からもってくるか神津島で用意
のこと。
(3)気象庁現地対策本部によれば、10月24日からレストハウスへの進出を図る。耐熱
装甲車。
(4)道路状況(本文)
(5)漁港集合時刻が今日から7:30になった。

7:30三浦漁港集合 7:55出発。(漁船和美丸)
北北東の風、風速12m、波高2m。20日(金)は雨の予報で漁船は出せなかった。神
津島港をでるや、昨日の低気圧のうねりが残っていて動揺大。ずぶぬれ。.
9:15重力班(地震研2名と支庁の山田さん・消防庁三宅さん) 大久保漁港上陸。
SO2は0.2ppm.他のガスはゼロ。臭気なし。一方、阿古に入港したチームからの報告で
はSO2は0.5ppm。
9:20 P3C監視開始後、作業に入る。

絶対重力観測:発動発電機(72時間運転可能)は燃料切れで停止していた。軽油を20
l、注油して再起動し、照明確保。その後、絶対重力計の真空筒を漁船で持ち帰る準
備、ならびに残置する架台をビニールシートで包み埃よけとする。
その後、測候所−阿古の相対測定。阿古に入る手前(神着側)榎沢橋付近、昨日の雨
(50mm)で、泥田になっているが突入。案の定、ランクルでもスタックで、20分ほど悪
戦苦闘。2人が押してやっと、脱出。
11:00 角屋敷バス停の水準点着。約1mの厚さの泥に埋まっており、時間制限を考
えて掘り出すことを断念。残念。SO2濃度0.2ppm。同所から300m先の坪田方向、厚い
泥なのでそこで引き返す。建築学会研修所でハイエースを5mほど、3人で押して移動
し、他の車の駐車スペースを確保。
13:00測候所−坪田。重力測定と給油(ランクル・発発)を目的。土佐の辺りで都道
の泥除去作業車といきあってしまったので、土佐の海沿いの抜け道を通ろうとした。
これがとんでもない泥の海と倒木で、結局、バックで脱出するのに45分以上もかかっ
てしまった。結局、都道を通ることとした。三七山付近の片側車線の陥没は拡大して
おり、山側の片側車線も1割ほどえぐられている。要注意。道路作業員の指示にした
がって,役場前からは、港方面に降り,空港東側の海岸道路を走り、都道の坪田出光前
に出る。重力測定は断念し、コスモ石油にて給油65l。メータがゼロになかなか戻ら
ずあせったが、消防庁三宅氏のおかげでクリアー。
14:30測候所に戻り、真空筒搬出後、発動発電機停止。軽油20l のポリタンク 2個 
を測候所駐車場に残す。
14:58 大久保漁港出航。これまでで最高のべたなぎで、気分良好。
16:20 神津島着

●ランクルの置き場
大久保漁港。都道に出る方向の岸壁脇。給油は満タン状態にしてある。キーはつけて
いないが、ロックはかけていない。スコップは1本積んである。

本日のご教訓
○スタック時の脱出には、ランクルの場合、DIFF LOCK機構が有効.