三宅島情報 本日10月31日の三宅島報告です. 前日(10月30日)午後に気象庁の緒方氏と明日の観測について協議.レストハウスに 向かうことを第1の目標とするが,風向きによっては神着に向かうことを予定に入れて もらう.気象庁側からは船の定員の関係から阿古今崎の火葬場の自家発の給油作業チ ームと合同で作業を行う提案があり,受け入れる. 31日朝6時20分朝食,7時に中村屋発,鍵山,上嶋,小山は漁協倉庫で荷物の準備,7時 30分に災対が気象と火山活動の検討を行い,作業実行を決定.北東風のため阿古には 上陸不能と判断し,坪田に上陸し神着の作業を行うことになる.気象庁からは小林氏 と堤氏が入り,他に警視庁1名東京都1名,東京消防庁3名,ベイローダーのオペレータ 2名で12名.上陸隊全員の点呼と注意伝達の後荷物を船に積み込み8時出港.荷物は水 にぬれても大丈夫なアルミの架台以外は全部倉庫に入った.行きは大久保氏の報告に あるようにほぼ全員が波しぶきを浴びながら三宅に向かった.途中阿古沖,坪田沖で 火山ガス測定を行い,10時に坪田に上陸.11時ころ神着に到着し,プロトン磁力計・ アルゴス送信機の設置を行った.12時過ぎに全作業が終了と思ったが,残念ながら電 源のコネクターボックス不良のため送信機の電源が立ち上がらず,全磁力の現地収録 に切り替えた.その後阿古今崎にまわり,自家発の給油を行い14時に全作業終了.再 び坪田に向かい,15時に坪田港発.帰りは追い風で快適であった. 明日は,天候が許せば,再度レストハウスでの作業を行う予定.しかし,ほとんど無 理と思われている. 鍵山