GPS・地震班 観測報告


曇り。弱い北東風。小雨もあるとの予報だったが、結局雨は降らなかった。


8:45 陸自ヘリ到着
9:00 神津島空港離陸
9:23 三宅中ヘリポート到着 着陸時に7-8分ほど上昇下降を繰り返してから
着陸した。特に風が強いわけでもないのに不思議。地震研ランクルにて移動。
9:45 あじさいの里にて、GPSロガー・データ自動回収用PC設置。
10:03 新澪にて、Quick static測量の基準用ロガースタート
10:15 阿古港、阿古ヘリポートにて気象庁シビックと地震研パジェロの状態
チェック。パジェロの燃料残はメモリ2/5程度。エンジンのかかりが若干悪い。
運転手側の扉の取っ手が錆ており,取っ手が引かれた状態から戻りにくく
,走っている間に勝手に開きそう。使用する際は注意。
10:37 伊ヶ谷診療所で前回回収したロガー取り付け。衛星電話の受信状態が
悪い。アンテナがなかなか3本立たない。坪田の道路啓開が遅れ気味との無線
連絡が入り,予定を変更して支庁に向かう。
10:50 支庁屋上にてQuick static測量。支庁では2/16まで連続給電(24時間)
しているとのこと。
11:30 観光ホテルのGPS機器動作確認。バッテリー電圧が12.09Vしかない。
数日中に交換が必要。
12:10 防災科研坪田観測所着。観測所の周りを泥流が流れており,フェンスは
全て倒れ、局舎は1/3ほど埋まっている。ここまでは啓開されているが,この先は
道が崩れており,車では移動不可。バッテリー等の荷物を背負い,徒歩でNTT坪田
無線中継所へ向かう。啓開終了地点の数10m先で道が完全に流されている。その
先にも道路が半分流されている箇所がある。復旧される見込みは当面無さそうであ
る。
12:20 10分ほどでNTT坪田中継所着。ほぼ5ヶ月ぶりに訪れた現地周辺はそれほど
荒れてはいないものの,周辺には泥流や土石流の流れた跡が残る。地震計の復旧と,
Quick static測量を手分けして行う。測量基準の金鋲が泥に埋もれてなかなか
見つからずに少し時間をロス。地震計とロガーは,新しいバッテリーを繋いだところ
5ヶ月ぶりに正常に動き出し、ちょっと感動。ハードディスクには8月29日の噴火時の
記録が残されているはず。ソーラーパネルも追加したので、電源の心配は当面ない。
13:35 作業終了
14:11 三宅中ヘリポート着
14:35 離陸 14:50 神津空港着


大湊