浅間火山の噴火記録
685年 (天武天皇14年)噴火?
1108年 (天仁元年)大噴火:広範囲の降灰砂,田畑大被害。追分火砕流及び舞台溶岩流が火口外に流出。噴出物約30億トン。(注:以前は史料による1281年の噴火が「大噴火」とされていた)
1281年 7月3日(弘安4年)噴火?
1427年 7月(応永34年)噴火?
1527年 (大永7年)噴火。
1528年 (享禄元年)噴火。
1532年 1月14日(享禄4年)噴火:噴石は火口の周囲8kmにわたり落下,直径25m以上の「七尋石」が残っている。降灰は120kmに及びその後の雨とともに積雪が融解・流下し,山麓の道路,人家に被害。なお,この後同年中(天文元年)さらに噴火。
1596年 5月,8月(慶長元年)噴火:5月1日〜5日噴火,5日噴石のため死者多数,8月19日噴火。
1598年 (慶長3年)噴火。
1604年 (慶長9年)噴火。
1605年 (慶長10年)噴火。
1609年 (慶長14年)噴火。
1644年 2月(正保元年)噴火。
1645年 2月,5月(正保2年)噴火。
1647年 2月,3月(正保4年)噴火。
1648年 3月(慶安元年)噴火:1m以上の積雪を融解,追分駅を流失,夏にも噴火。
1649年 (慶安2年)噴火。
1651年 (慶安4年)噴火。
1652年 (承応元年)噴火:噴石のため山麓焼ける。
1655年 (明暦元年)噴火。
1656年 (明暦2年)噴火。
1657年 (明暦3年)噴火。
1658年 (万治元年)噴火:鳴動。
1659年 (万治2年)噴火:鳴動,降砂。
1660年 (万治3年)噴火。
1661年 (寛文元年)噴火:年間数回。
1704年 (宝永元年)噴火。
1706年 (宝永3年)噴火。
1708年 (宝永5年)噴火:江戸に降砂。
1709年 (宝永6年)噴火:広範囲に降灰。
1710年 (宝永7年)噴火。
1711年 (正徳元年)噴火:降灰。
1717年 (享保2年)噴火。
1718年 (享保3年)噴火:鳴動。
1720年 (享保5年)噴火。
1721年 (享保6年)噴火:6月22日噴石のため登山者15名死亡,重傷1名。
1722年 (享保7年)噴火。
1723年 (享保8年)噴火。
1728年 (享保13年)噴火。
1729年 (享保14年)噴火:降灰。
1731年 (享保16年)噴火。
1732年 (享保17年)噴火。
1733年 (享保18年)噴火:噴石。
1754年 (宝暦4年)噴火:夏から秋に数回,降灰のため農作物被害。
1776年 (安永5年)噴火:降灰。
1777年 (安永6年)噴火:数度にわたり噴火。
1783年 (天明3年)大噴火:5月9日から8月5日頃まで約90日間活動。特に7月28日には江戸で戸障子振動し降灰あり。8月2日には火山雷・噴石のため前掛山は火の海となった。8月3日には牙山にも噴石落下,山麓まで山火事,銚子まで降灰。8月4日は北麓に吾妻火砕流を流出。関東中部で降灰のため昼も暗夜のようになる。8月5日午前大爆発とともに鎌原火砕流が発生,北麓に流下,下流では泥流に変化して吾妻川を塞ぎ,次いで決壊,多量の水が利根川に出て流域の村落を流失した。鎌原火砕流発生直後に鬼押出溶岩が北側  斜面を流下。死者1,151名,流失家屋1,061棟,焼失家屋51棟,倒壊家屋130余棟,噴出物総量4.5×108m3。
1803年 (享和3年)噴火:7月4日降灰。11月7日噴石のため分去茶屋倒壊。11月20日江戸に降灰。
1815年 2月(文化12年)噴火。
1869年 (明治2年)噴火:春から秋にたびたび噴火。
1875年 6月(明治8年)噴火:降灰。
1879年 9月(明治12年)噴火。
1889年 12月(明治22年)噴火二噴石のため山火事。鳴動。
1890年 (明治23年)噴火。
1891年 (明治24年)噴火。
1892年 (明治25年)噴火。
1894年 (明治27年)噴火:4月〜6月に数回噴火,降灰,爆発音。
1899年 (明治32年)噴火:3月,7月,8月に噴火,8月7日には爆発音・降灰が関東北部まで。
1900年 (明治33年)噴火:1月〜4月に噴火,爆発音大,空振,噴石,降灰広範囲。8月,11月,12月にも噴火,降灰,鳴動。
1901年 4月〜8月,10月(明治34年)噴火:降灰。
1902年 (明治35年)噴火:鳴動,降灰。
1904年 8月(明治37年)噴火:降灰。
1905年 10月(明治38年)鳴動。
1906年 4月,5月(明治39年)噴火:鳴動。
1907年 1月,3月,8月(明治40年)噴火:鳴動,降灰。
1908年 2月,8月,9月(明治41年)噴火:鳴動または降灰。
1909月 (明治42年)噴火:1月29日空振のため山麓で小被害。4月噴煙多量,関東北部に降灰。5月31日爆発音80kmまで,降灰広範囲。7月7日関東北部に降灰。8月,11月鳴動,12月7日空振のため山麓で家屋,窓ガラス被害。東京でも家屋振動,降灰は太平洋岸,鳴響は仙台付近及び美濃東部に及ぶ。山林焼失する。
1910年 (明治43年)噴火:2月,5月,7月,10月,11月に鳴動または降灰など。12月2日,15日,16日,25日には爆発音100km以上に及ぶ。
1911年 (明治44年)噴火:1月〜4月活発に活動,爆発音大,降灰広範囲で,しばしば関東北・中部に及ぶ。特に爆発音は1月18日には東方100〜150km以上 4月3日,4日には富山県まで。5月8日噴石多量,死者1名,負傷者2名,空振による家屋の被害,爆発音240kmに及ぶ。7月〜9月ときどき噴火,8月15日死者多数。10月22日,12月3日爆発音100km以上に及ぶ。
1912年 (明治45年〜大正元年)噴火:1月,2月,4月,7月ときどき噴火,爆発音,降灰。10月連続して噴火し,火口底浅くなる。12月噴火続き,火口底さらに浅くなり火口緑と同じくらいになる。
1913年 (大正2年)噴火:2月,4月〜11月活発に噴火,爆発音大,降石,降灰広範囲。特に5月29日登山者1名死亡,負傷1名。6月17日には降灰は東方太平洋まで,爆発音の外聴域出現。
1914年 (大正3年)噴火:1月〜6月,11月〜12月活発に噴火,爆発音大(東京でも聞こえる),降灰広範囲。特に3月3日空振強く山麓で戸障子はずれる。
1915年 (大正4年)活動衰えたが,5月,6月,8月に山頂赤く見える。
1916年 5月〜10月(大正5年)弱い噴火
1917年 5月,7月(大正6年)弱い噴火
1919年 3月,5月,7月,8月(大正8年)噴火:3月14日噴火,噴石,降灰砂。5月,7月,8月に弱い噴火。
1920年 12月(大正9年)噴火:連続的に噴石活動,噴煙多量。12月14日噴石のため峰の茶屋焼失,軽石多量噴出。12月22日山火事200ヘクタール以上。
1921年 (大正10年)噴火:1月〜6月噴火活発,1月18日,6月4日に空振のため山麓で戸障子破損。その他鳴動,降灰。
1922年 (大正11年)噴火:1月〜3月噴火,噴石,降灰。特に1月14日爆発音が東京でも聞こえ,山麓で空振のため戸障子破損。
1927年 (昭和2年)噴火:9月〜12月噴火,4月頃から噴煙の増加が始まり,9月から鳴動,10月には爆発音大,降灰もあった。
1928年 (昭和3年)噴火:2月23日爆発音大,山麓で空振のため戸障子破損,噴石広範囲で分去茶屋焼失,屋根の破損多数。3月は数回噴火し,鳴動,降灰など。7月も数回噴火し,鳴動,降灰。
1929年 (昭和4年)噴火:9月5日山頂有感地震。9月18日直径30〜60cmの噴石が3kmも飛び,山林焼失。空振のため山麓で戸障子破損。爆発音の外聴域出現。 4月,10月,11月にも1回ずつ噴火。
1930年 (昭和5年)噴火:4月は数回鳴動,少量の降灰。6月11日噴火4〜5回,強い空振,爆発音の外聴域出現,山火事。7月数回鳴動,降灰。8月活発に噴火し降灰,降石,20日火口付近で死者6名。9月の爆発も強く噴石,降灰広範囲。10月1回噴火。
1931年 (昭和6年)噴火:3月,6月〜7月に1回〜数回の噴火,降灰。8月は活発に活動し噴石,降灰など。特に20日に死者3名,爆発音の外聴域出現。9月前半に数回噴火,降灰,噴石。10月,12月数回噴火し,特に12月8日には空振のため山麓でガラス破損,爆発音の外聴域出現,関東南部にまで降灰。
1932年 (昭和7年)噴火:2月〜7月毎月十数回〜数十回噴火。爆発音大,降灰広範囲の噴火もあった。9月にも数回噴火,鳴動,降灰。
1934年 (昭和9年)噴火:1月,2月,6月に1回〜2回噴火,降灰。11月鳴動。
1935年 (昭和10年)噴火:1月,2月に1回ずつ噴火。4月に数回噴火し特に20日は爆発音,空振が大きく山麓で戸障子はずれガラス破損。5月も活発でしばしば山火事発生。6月〜11月も毎月数回噴火,農作物被害。
1936年 (昭和11年)噴火:2月〜4月,7月〜11月に毎月数回〜数十回の噴火。特に7月22日には爆発音の外聴域出現。7月29日及び10月17日にはそれぞれ登山者1名死亡。
1937年 (昭和12年)噴火:2月〜7月に毎月数回噴火。3月18日爆発亀空振大きく山麓で戸障子被害,降灰は関東中部に及ぶ。
1938年 (昭和13年)噴火:3月〜12月に毎月数回〜数十回噴火。5月21日に爆発音の外聴域出現,山麓でガラス破損。6月7日降灰多量。噴出物総量2×105m3。7月16日登山者遭難若干名,農作物被害。9月20日に山麓でガラス破損。10月4日,12月11日,12月28日に爆発音大きく可聴域大。9月26日13時43分噴煙高度8,200m。
1939年 (昭和14年)噴火:全月数回噴火。2月2日,2月15日には爆発音大きく可聴域大。
1940年 (昭和15年)噴火:2月,4月〜6月,9月〜11月に毎月数回,12月から噴火回数増加。
1941年 (昭和16年)噴火:毎月十数回〜数十回噴火。4月1日爆発音の可聴域大,山麓でガラス破損多数。7月9日死者1名,負傷者1名。
1942年 (昭和17年)噴火:全月数回〜数十回噴火。5月には可聴域大,山火事など。
1944年 (昭和19年)噴火:6月〜12月に毎月数回〜数十回噴火。
1945年 (昭和20年)噴火:1月〜8月,10月〜11月に数回〜数十回噴火。
1946年 (昭和21年)噴火:10月に1回噴火。
1947年 (昭和22年)噴火:6月,7月・8月に1回ずつ噴火。8月14日12時17分の噴火では噴石,降灰,山火事,噴煙高度12,000m,登山者11名死亡。
1949年 (昭和24年)噴火:3月,4月,7月〜10月噴火。8月15日負傷者4名。特に9月活発,9月3日,21日は爆発音の外聴域出現。
1950年 (昭和25年)噴火:9月23日。4時37分の噴火で登山者1名死亡,6名負傷,山麓でガラス破損,爆発音の外聴域出現。10月,12月にも1拘ずつの噴火,噴石,降灰。
1951年 (昭和26年)噴火:2月〜6月に1回〜数回の噴火。
1952年 (昭和27年)噴火:6月に3回噴火,降灰。
1953年 (昭和28年)噴火:12月に6回噴火,降灰。
1954年 (昭和29年)噴火:1月〜7月毎月数十回,8月以後10月を除き毎月数回噴火。6月24日関東南部に達する降灰。9月6日かなりの範囲に噴石,降灰。
1955年 (昭和30年)噴火:1月〜6月毎月1回〜数十回噴火。6月11日爆発音の外聴域出現。
1958年 (昭和33年)噴火:10月〜12月活発に噴火。11月10日22時50分爆発,爆発音の可聴域大,多量の噴石,火砕流,降灰,噴出物総量3・6×105m3,空振による山麓のガラス・戸障子の被害広範囲,爆発地震の震度U(追分)。
1959年 (昭和34年)噴火:3月〜8月毎月1回〜十数回噴火しときどき降灰。4月14日は噴石のため山腹に多数の山火事,関東南部まで降灰。
1961年 (昭和36年)噴火:8月〜11月に毎月数回〜数十回噴火。8月18日に23か月ぶりに噴火,かなりの範囲に噴石,降灰,行方不明1名,耕地,牧草に被害,噴出物総量7×104m3。
1965年 (昭和40年)噴火:5月に弱い噴火,黒煙のみ確認。その後,約4年間地震活動の活発な状態続く。
1973年 (昭和48年)噴火:2月1日に11年3か月ぶり(1965年5月の弱い噴火を除く)に大きな噴火をして5月24日まで活動。2月1日空振により山麓のガラス戸破損。小規模な火砕流が3回発生。
1981年 3月7日〜11日,8月10日〜12日(昭和56年)地震群発。
1982年 1月17日(昭和57年)地震群発。
1982年 4月26日(昭和57年)噴火:小規模の火砕流,房総半島まで降灰。農作物被害。
1982年 10月2日(昭和57年)微噴火:群馬県長野原町で極少量の降灰。
1983年 4月8日(昭和58年)爆発:爆発音,火口上に電光と火柱,山腹(南斜面)で山火事発生,長野県・関東地方北部・福島県の太平洋岸まで降灰。
1990年 3月〜1991年9月(平成2年〜平成3年)地震・微動多発(その中で7月20日に噴火:下記)
1990年 7月20日(平成2年)微噴火:火口から東〜東北東山麓の狭い範囲で微量の降灰。
1994年 7月〜1995年7月(平成6〜7年)地震多発。


日本活火山総覧(第2版)気象庁編より

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