火山観測所以外の常時観測地点




  • 富士火山

     現在10点の常設地震観測点を用いて地震活動の観測を行っている.10点中8点では広帯域地震観測を行っており,5点が地表設置型広帯域地震計,3点がボアホール型広帯域地震計である.
     平成18年4月には比較的継続時間の長い低周波地震を観測した.平成17年度までに行った自然地震を用いた富士山浅部の3次元速度構造解析では深さ9〜15 kmの低周波地震震源域付近に低Vp/Vs領域が見られた.平成15年に実施した人工地震構造探査の屈折法解析も進めており,山体下の高速度層の盛り上がりと,西に向かって傾き下がる基盤構造が見出されている.
     ボアホール観測点には,3ヶ所にボアホール型3成分歪計,1ヶ所に傾斜計,1ヶ所に高感度温度計が設置されており観測を継続している.


  • 三宅島

     2000年雄山噴火以降,多点全磁力観測をほぼ連続的に実施している.雄山南西側山腹を中心に6点にプロトン磁力計を設置している.


  • 草津白根火山




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