***** 第5回 火山噴火予知研究シンポジウム *****



[主催] 日本火山学会・地震火山噴火予知協議会火山分科会

[日時] 平成19年 5月29日(火) 13:30 〜 5月30日(水) 15:30

[場所] 東京大学小柴ホール (理学部1号館内) (地図) (本郷アクセスマップ)

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[開催の主旨]
 本年1月,「第7次火山噴火予知計画の進捗状況について」と題するレビューが科学技術・学術審議会 測地学分科会から発表されました.これは火山噴火予知の第6次計画の後半期と第7次計画の前半期の進捗状況をレビューしたもので,現在文部科学省の外部評価委員会で評価作業が行われています.このレビューと外部評価結果を受けて,今後火山噴火予知計画をどのように推進するのかが測地学分科会で議論され,第8次火山噴火予知計画が策定される予定です.
 これまでも5年毎の火山噴火予知計画の策定にあたっては,日本火山学会と日本学術会議の火山学研究連絡委員会(当時)が火山噴火予知シンポジウムを共催し,多くの火山研究者や火山防災関係者の意見を予知計画に反映させてきましたが,今回のシンポジウムは特に重要です.レビューでも指摘されていますが,国立大学の法人化などを契機にわが国の火山噴火予知体制に大きな危機が到来しようとしています.このような危機を打開し,火山噴火予知研究の高度化と効果的な火山防災を実現するためには,どのような戦略で予知研究をすすめ,どのように予知体制を改善することが必要なのかを見極めることが重要です.このシンポジウムではこれからの噴火予知研究・体制のあり方を徹底的に討論したいと思います.多くの関係者の参加をお待ちしています.
(日本火山学会会長 藤井敏嗣)

背景: 2004年9月浅間山噴火時の火口 (撮影:吉本充宏)