2014 年 8 月 3 日 口永良部島での噴火について
- 噴出した火山灰に含まれる褐色ガラス質粒子 (PDF: 591 KB)
口永良部島 2014 年 8 月 3 日噴火の火山灰の実体顕微鏡観察を行った結果,大部分を占める変質溶岩片・変質ガラス質粒子・結晶片および新鮮に見える溶岩片(産総研が報告済)の他に,微量の新鮮な褐色ガラス質粒子が認められた. 全体重量の1 wt% 以下程度である.褐色ガラス質粒子と新鮮な溶岩片との関係は今のところ不明であるが,いずれにしても新鮮な火山灰粒子が含まれることから,8 月 3 日噴火はマグマが関与したと噴火と考えられる.
~3.0 φ (125-180 μm) の火山灰に含まれる褐色ガラス質粒子.
なお,今回の噴火の概要については, 産総研地質調査総合センターのHPにまとめられている.