次期計画検討シンポジウムの概要

 

主催   東京大学地震研究所地震・火山噴火予知研究協議会

共催   東京大学地震研究所、京都大学防災研究所

開催日時 平成29年5月1日(月)09:00頃− 5月2日(火)13:00

開催場所 東京大学武田先端知ビル内・武田ホール(東京都文京区弥生 2-11-16

 

シンポジウムの趣旨

 平成26年度からの5箇年に亘る「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画」は,今年1月に科学技術・学術審議会測地学分科会によるレビューが行われました。この計画では、地震・火山噴火の現象を理解し,地震と火山噴火の予知を目指すこれまでの方針から,それらに加え,災害を引き起こす地震動・津波・火山灰や溶岩の噴出などの予測にも力を注ぎ,地震・火山災害の発生・推移を総合的に研究することにより,防災・減災に貢献する災害科学の一部として計画を推進する方針に転換されました。その中で,発生すると甚大な災害となる低頻度・大規模な地震・火山現象について,過去の事象や海外の事例を取り入れて研究を推進し,歴史学・考古学・地質学などとの連携や国際共同研究を強化して取り組んでいます。さらに,優先度の高い地震や火山については,研究の項目区分全体を横断する総合的な研究として優先的に推進することとされ、東北地方太平洋沖地震,南海トラフの巨大地震,首都直下地震,桜島火山噴火を対象として,総合研究が進められています。
 本計画のレビューを受けて,さらに減災・防災に役立つ成果をもたらすために,今後,具体的に何を目指し,どのような観測研究をどのように進めるべきか,について広く議論を行い,次期の観測研究計画についての検討を進めたいと考えています。そのため,現計画への参加の有無にかかわらず,上記の趣旨をご理解いただき,建設的な提言をいただける大学・研究機関・研究グループの代表者,研究者個人のご参加を募集します。また,総合研究の課題に関し,現計画における成果等を発展させ,分野横断で取り組むべき大きなテーマに関する提案も歓迎します。

 

プログラム(案:今後変更になることがあります)