食堂その2

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ここは現在のマクマード基地の食堂です.明るく開放感があり,200~300人が一度に食事できるとても広い部屋です.ここに限らず室内にいると,南極に来ていることを忘れてしまいそうになるくらい近代的で文化的な国内と変わらない生活が繰り広げられています.

LC-130

【LC-130 Hercules】

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マクマード基地から南極点基地まで,この輸送機で飛んできました.航空自衛隊も保有しているC-130輸送機をベースに,雪面上でも離発着が出来るよう車輪に橇を付けるなどの改良が施されています.

サウス・ポール

【Amundsen-Scott South Pole Station】
日本を発って10日,南極点基地に到着しました.ここは南緯89度59分,標高2836mです.南極点までは,歩いて数分というより基地の片隅にあります.現在,気温は-25℃,気圧は684mb.屋外に出ると顔の露出した部分が痛くなり,室内に入ると眼鏡が凍結します.
マクマード基地もそうですが,南極点基地でもニュージーランド標準時を使用しています.クライストチャーチ ~ マクマード基地 ~ 南極点基地は航空機で頻繁に往来があるからなのでしょう.

SouthPole

【Ceremonial South Pole】
南極条約締結を記念して立てられた記念のポール.これを囲むように南極条約の原署名12ヶ国(アルゼンチン・オーストラリア・チリ・ロシア・ニュージーランド・ノルウェー・アメリカ・連合王国・フランス・日本・ベルギー・南アフリ カ)の国旗が半円形に並んでいます.(床屋さんのポールサインみたい)

トンネル内のシャンデリア

【-45℃のトンネル】

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南極点基地の雪面の下には,長さ600mを超える観測用トンネルがあります.トンネルといっても延々と雪を掘り進めたもので,今回特別に案内してもらいました.トンネル奥の気温は…,なんと-45℃!支給されているExtreme Cold Weather gearと呼ばれる防寒具で完全装備していても,1時間もすると手足の指先から感覚がなくなっていきます.デジタルカメラも,低温のせいで途中から動かなくなってしまいました.そんな極低温の世界だからこそ,天井には空気中の水分が凍って出来た巨大な結晶がびっしり.まるで天然のシャンデリアのようです.

青い空と白い雪面

南極大陸は,日本のような色彩豊かな所ではありません.
基本的に青い空と白い雪面の2色だけです.
天気が悪くなると,全てが真っ白になるいわゆる「ホワイトアウト」になります.
沿岸部や山脈の一部には露出している岩があり,
また海氷域にはアザラシやペンギンなどが生息していますが,
内陸部には動植物はおろか風邪のウイルスさえいません.
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ツイン・オッターの機内

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乗員・乗客21人乗りの小さな機体は,座席を取り外して観測資材でいっぱい.
与圧の無い機内は時に地上の半分の気圧になります.
しかも資材が-30℃に冷え切っているので,
いくらヒーターを効かせてもちっとも暖かくなりません.
おまけに隙間風がピューピュー.
我々は最後部の座席に座って,
息も凍る機内が暖まってくるまでの30分~1時間じっと耐えます.

最果ての給油所

キャンプ地の滑走路脇には航空燃料のタンクがあります.
タンクといってもプラスティックシートで出来た袋で,ピロータンクと呼ばれます.
写真では空になって潰れています.

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ある日,その傍らにはこんな看板(手前と奥)が立てられました.
もちろん”Cash Only!”は冗談ですが,それ以外は本当です.