ニュージーランドのクライストチャーチから6時間,海氷上の滑走路についたC-17輸送機.南極最大の基地,マクマードで,これから1週間ほどのトレーニングを行います.
カテゴリー: 南極だより
マクマード基地
マクマード基地(US)は南極最大の基地で,Mac Townと呼ばれています.夏の間は1200人程が働いています.右奥の山はObservation Hillで,頂上には1912年に南極点到達の帰りに遭難したスコット隊を記念する十字架が立っています.手前の小屋は1902年にスコットが建てたものです.いずれも「南極史跡記念物」に指定されています.Obs. Hillの向こう側にはスコット基地(NZ)があります.
雪上訓練
日時計
基地の仲間
エレバス山
基地の西側の山の上からは,南極にそびえる活火山エレバスがよく見えました.白く大きな山体と,山頂火口から常に噴き上がる噴煙はとても印象的です.(腕が悪いので,小山悦郎さんのようには撮れませんでした)
南極にもあります
立ち入り禁止
食堂その1
午前中に1902年にスコットが建てた小屋の内部を見学する機会がありました.僅かな補修はされているものの,100年間も南極の暴風雪に曝された木造建築とは思えないほどしっかりしていました.
ここは,1901-1904年のDiscovery Expeditionの際,1902年にスコットが建てた小屋の食堂です.以前は自由に見学出来たらしいのですが,南極遺産保護のため10年ほど前に鍵が掛けられました.今回,見学する機会が設けられたので同行しました.内部はそのままの状態で保存されており,食糧兼燃料として捕獲したアザラシが積まれたままになっていた.1902年以後も何度となく利用されたせいか,煤と油脂の臭いが染みついていました.