マクマード基地

マクマード基地(US)は南極最大の基地で,Mac Townと呼ばれています.夏の間は1200人程が働いています.右奥の山はObservation Hillで,頂上には1912年に南極点到達の帰りに遭難したスコット隊を記念する十字架が立っています.手前の小屋は1902年にスコットが建てたものです.いずれも「南極史跡記念物」に指定されています.Obs. Hillの向こう側にはスコット基地(NZ)があります.

南極にもあります

日本の昭和基地もそうですが,長く閉ざされた冬を越す南極の基地にはバーがあります.マクマード基地は南極最大の基地だけあって,3店舗もバーがあります.古くからあるバーはコルゲートの建物を改装したもので,味わいがあってなかなか良い雰囲気です.

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立ち入り禁止

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南極には南極条約や批准各国の関連法で定められた保護地域があり,動植物や砂礫の採取はもちろん立ち入りも厳しく制限されています.これを遵守することは,人間の影響を可能な限り排除してありのままの自然を守るために,南極を訪れる全ての人々に課せられた義務です.

食堂その1

午前中に1902年にスコットが建てた小屋の内部を見学する機会がありました.僅かな補修はされているものの,100年間も南極の暴風雪に曝された木造建築とは思えないほどしっかりしていました.

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ここは,1901-1904年のDiscovery Expeditionの際,1902年にスコットが建てた小屋の食堂です.以前は自由に見学出来たらしいのですが,南極遺産保護のため10年ほど前に鍵が掛けられました.今回,見学する機会が設けられたので同行しました.内部はそのままの状態で保存されており,食糧兼燃料として捕獲したアザラシが積まれたままになっていた.1902年以後も何度となく利用されたせいか,煤と油脂の臭いが染みついていました.

食堂その2

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ここは現在のマクマード基地の食堂です.明るく開放感があり,200~300人が一度に食事できるとても広い部屋です.ここに限らず室内にいると,南極に来ていることを忘れてしまいそうになるくらい近代的で文化的な国内と変わらない生活が繰り広げられています.