平成14年度第1回大都市圏地殻構造調査研究運営委員会議事概要

日時  平成14年10月11日(金) 13:25〜16:30
場所  東京大学地震研究所第2会議室

出席者
(委員)
   東京大学地震研究所                 教授   平田 直
   東京大学地震研究所                 教授   島崎邦彦
   東京大学地震研究所                 教授   菊地正幸
   東京大学地震研究所                 助教授  佐藤比呂志
   東京大学地震研究所                 助教授  纐纈一起
   京都大学防災研究所                 助教授  伊藤 潔
   京都大学防災研究所                 助手   岩田知孝
   千葉大学理学部                   教授   伊藤谷生
〔独〕防災科学技術研究所 防災研究情報センター      センター長  笠原敬司
〔独〕防災科学技術研究所               研究主監 石田瑞穂
〔独〕防災科学技術研究所 特定プロジェクトセンター  プロジェクトディレクター  藤原広行
〔独〕産業技術総合研究所      (柳沢幸夫委員代理)主任研究員 高橋雅紀
   日本気象協会                    顧問   津村建四朗

(オブザーバー)
   文部科学省研究開発局地震調査研究課長            磯谷桂介
   文部科学省研究開発局開発企画課防災科学技術推進室長   盛田謙二
   文部科学省研究開発局地震調査研究課課長補佐         前田 豊
   文部科学省研究開発局地震調査研究課地震火山専門官     吉田秀保
   文部科学省研究開発局開発企画課防災科学技術推進室長補佐  田中宏明
   文部科学省技術参与                      関口宏二
   文部科学省研究開発局開発企画課防災科学技術推進室専門官 山田隆二
   文部科学省研究開発局地震調査研究課地震調査官      青木重樹
   東京大学地震研究所長                教授   山下輝夫
   東京大学地震研究所事務長                   高橋忠世


(開会)
・ 平田委員(研究代表者)から第1回大都市圏地殻構造調査研究運営委員会を開催する旨の発言があった。
・ 文部科学省磯谷オブザーバーから「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」の背景に関する説明があった。
・ 東京大学地震研究所山下オブザーバーからは参加者への謝辞があった。
・ 文部科学省前田オブザーバーから配付資料「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」に基づき、本プロジェクトの概要説明があった。
・ この後、平田委員から本委員会委員長の紹介が行われ、石田委員が委員長として議事進行することとなった。

(議事)
1. 大都市圏地殻構造調査研究運営委員会規約について
・ 平田委員から、本委員会規約及び委員会の構成について配付資料に基づき説明があり、了承された。

2. 大都市圏地殻構造調査研究について

・平田委員から、配付資料に基づき本プロジェクトの全体像(組織、予算、研究計画等)の説明があり、確認了承された。

3. 大深度弾性波探査について
・佐藤委員から資料に基づき「制御震源地殻構造探査運営委員会」、「自然地震地殻構造探査運営委員会」の設置と、構成が提案され、了承された。
・ 佐藤委員から、大深度弾性波探査に関する全体計画の概要と今年度計画・執行体制・予算についての説明が行われた。この後、佐藤委員から「制御震源地殻構造探査」、平田委員からは「自然地震地殻構造探査」に関する本年度計画の具体的内容が説明され質疑応答の後了承された。
・ 伊藤(谷)委員からは、一部先行して実施した実験に関し、僅か1週間ではあるが大変良いデータが集まっている旨説明があった。

4. 大規模ボーリング調査について
・ 笠原委員から、資料に基づき「大都市圏地殻構造調査・ボーリング調査検討委員会」の設置と構成が提案され、了承された。
・ 「大規模ボーリング調査」に関する全体計画の概要と今年度計画・執行体制・予算についての概略説明が行われた。
・ 「大規模ボーリング調査」に関する本年度計画の具体的内容およびが説明され質疑応答の後了承された。

5. 断層モデル等の構築について
・ 纐纈委員から、配布資料により「断層モデル等の構築」に関する全体計画の概要と今年度計画・執行体制・予算についての概略説明が行われた。本計画は東京大学地震研究所の共同利用研究の枠組みを利用し、全国の研究に参加してもらうことになる旨説明があった。
・ 「地震研究所共同利用特定共同研究・断層モデル運営委員会」の設置と構成が提案され、了承された。断層モデル等に関する本年度計画の具体的内容およびが説明され質疑応答の後了承された。

6. 京都大学防災研究所共同利用「特定課題分担研究」について
・ 岩田委員から、配布資料およびパワーポインターにより京大防災研が担当する「断層モデル等の構築」に関する全体計画の概要と今年度計画・執行体制・予算についての概略説明が行われた。
・ 本計画は京都大学防災研究所の共同利用研究の枠組みを利用し、全国の研究に参加してもらうことになる旨説明があった。
・ 「防災研究所共同利用特定課題分担研究・断層モデル運営委員会」の設置と、構成が提案され、了承された。
・ 断層モデル等に関する本年度計画の具体的内容およびが説明され質疑応答の後了承された。

7. 今後のスケジュールについて
・ 平田委員から今後のスケジュールが示され了承された。
・ 本プロジェクトを機能的にするため、東京大学地震研究所地震予知研究推進センターに本プロジェクトの推進室を設け非常勤の事務員を置くこと。地震研究所のHPにも大大特のページを置きそれを充実させること。来年度はPDを雇用し研究を進めてゆくようにすること。などを実施する旨説明があった。
・ さらに、できるだけ広い範囲でよい人材を使って研究を進め、確実に出来ることからチャレンジすることで、推進本部の施策に対応してゆきたい旨の補足説明があった。
・ 石田委員長から今後は各グループで研究を進めてもらうこととなる。本日出た意見も取り込んでもらいつつ、他のグループとの連携をとりながら、より良い成果が出るように努力していただきたい。旨の発言があり、閉会となった。


(配付資料等)
○ 大都市大震災軽減化特別プロジェクト(平成14年9月文部科学省)
○ 大都市圏地殻構造調査研究運営委員会規則
○ 文部科学省 平成14年度 大都市大震災軽減化特別プロジェクト 提案書
○ 「大都市圏地殻構造調査研究」関連委員会委員
○ 房総半島先端部のデータ
○ サブテーマ3「断層モデル等の構築」・研究体制(地震研)
○ 断層モデル等の構築(京大防災研究所)
○ 特定課題分担研究 公募要領(案)
○ 房総半島縦断地殻構造探査について
○ 関東周辺地域の地殻構造と強震動予測