Fig_2

9つの観測深度(10m~100m)で観測した,ミューオンフラックスの実測値と,地中の密度を一様と仮定して計算したミューオンフラックスの比.観測方位ごとに表示. 水平の実線が比率1,色つきの影は±5%の範囲を表す.垂直の黄点線は,地質調査等により推定されている断層の走向を示す.右は深度20mから110mまでの掘削坑コア試料写真.55mから95mまでにかけて,断層破砕帯と見られるシルト状のサンプルが得られている.観測結果では,破砕帯の底部で,断層の走向(縦の黄線付近)に,密度の欠損(=フラックスの超過)が見られる.