3.1.2 地球テクトニクスの研究

昨年度地震をclass 1: Mw 9地震, class 2: Mw 9が起こった沈み込み帯のMw < 9地震, class 3: Mw > 9が起こっていない帯の地震に分類して応力降下を求め,これをもとに応力降下の平均値が3 MPaより大きい場合,その沈み込み帯はMw > 9を生じうる,応力降下の平均値が2 MPaより小さい場合は生じない,という判定基準を提案した.沈み込み帯スラスト面の間隙流体圧比をλとすると1-λを応力降下の代用とすることができることを示した.