期間限定 東京大学地震研究所 「日本沈没」と地球科学に関するQ&Aコーナー


Q72.知人が南海地震はゆれが三分も続くんやと言いました、だれに聞いたかしりませんが本当のところはおしえてください

A72.阪神淡路大震災をもたらした兵庫県南部地震(マグニチュード7.3)では、強いゆれの継続時間はほんの10秒ほどだったことが、地震計の記録から明らかになっています。しかし、南海地震などのマグニチュード8クラスの巨大地震では、震源域で地震の強い波が発生してから終わるまで2分近くかかります。これは、震源域の大きさが紀伊半島の潮岬沖から四国の足摺岬沖あたりまでさしわたし300km近くもあり、急激な滑りが震源域すべてに行き渡るまでに時間がかかるからです。すべりが広がる速度はおおむね一秒間に3km程度で、滑り初めて滑り終わるまで、震源域から地震波を放出し続けます。

 さらに、大阪のような大都市は、軟らかい地盤の上にあり、そのような場所では、一旦揺れ始めるとなかなかゆれが収まりません。したがって、ゆれが3分くらい続く場合もあります。