安全について・各工作機械の注意事項
■服装・保護具
・身軽に作業ができ、腕や足が露出しない作業服を着用する
・袖口はちゃんと閉めて機械に巻き込まれないように注意する
・回転物等に巻き込まれるおそれのある服(白衣、フード付き等)は着用しない
・また、上着の裾も出したままだと巻き込まれる危険性があります
・髪の毛の長い人は縛るか、帽子を着用し巻き込まれないようにする
・安全靴をはくこと(サンダルや底の厚い靴、ヒールのある靴ではいけません)
・回転を伴う工作機械の操作中手袋は使用しない
・作業時には安全眼鏡を使用すること(眼鏡をかけている人は眼鏡を使用してよい)
・その他、必要に応じて保護具を着用すること
■整理・整頓
・常に整理・整頓に心がけ、機械を使用した後は必ず機械及び周辺の清掃を行う
・使用した工具は必ず元に戻す
・入り口や配電盤、消火器の付近には物を置かない
・配電盤等の電源投入する時は、使用する機械を確認し、周囲の作業者に注意し安全を確認してから行ってください
■旋盤
・必ず主軸回転用ギヤがニュートラルであるか送りレバー等が切の状態であるか確認してから電源を入れる
・主軸台、ベッド、刃物台の上に工具、材料、ウエス等を置かない
・工作物の取付け等チャック作業・切削工具の取替え・計測の時は、
主軸の回転を完全に停止させ、ギヤをニュートラルにして、刃物台を逃がし作業スペースを広く確保してから行う
・工作物の取付け、取外し、心だし等が済んだら、チャックハンドルを直ちに外す
・主軸の正面立たず、往復台の右側に立って作業をする
・主軸の回転中には決して手を出さない
・切削中に切粉や工作物に手を触れたり、顔を近づけたりしない
・絡まった切粉等は機械を止めてからブラシ等を使用して取り除く
・銅合金や鋳鉄材加工時は切粉の飛散に注意する
・切り込み中、自動送りによる切削中は機械を止めない
・切削油供給時や鑢使用して糸面取り作業等をする場合は巻き込まれないように注意する
・ブレーキペタルを踏めば主軸の回転は直ちに停止します。その時は必ずギヤをニュートラルに戻す
・作業終了時はギヤをニュートラルにし電源をOFFにする
■フライス盤
・機械のテーブルの上に工具、計測器、ウエス等、物を置かない
・工作物の取付け、取り外し、切削工具の取替え、計測等は
機械を完全に停止させ、ギアをニュートラルにし、主軸を十分に逃がし作業スペース広く確保してから行う
・切削中は切粉や工作物に手を触れない、機械を止めてからブラシ等を使用して行う
・切り粉が飛散する作業は、遮蔽板を使用する
・早送りでの軸移動は、工具と工作物の干渉に十分注意する
・カッターに袖口等を巻きこまれないよう注意する
・回転中は主軸越しに手を伸ばして作業をしない
・切削油補給時に巻き込まれないように注意する
・切り込み中、自動送りによる切削中は機械を止めない
・作業終了時はギヤをニュートラルにし電源をOFFにする
■ボール盤
・工作物、工具の取付け、取外しに際しては、回転を止めてから行い、チャックハンドルは、必ず抜き取っておく
・薄板、小物の加工時は回されやすいのでバイスを使用し確実取り付ける。直接手で押さえて加工しない
・銅合金等は、切削中に振り回されやすいので特に取付けを確実に行う
・銅合金など食い込まれやすい材料の場合は刃先を鈍くすると良い
・回転中は主軸に、手を触れたり顔を近づけない
・切削中に切粉が絡まった場合は、機械を止めてからブラシ等で払う
・穴明け作業は切り始めやドリルが抜ける時が回され易く危険です特に慎重に作業する
・大きなドリルを使用する場合は必ず押え冶具を使用する
■ロータリーバンドソー
・工作物の取付けは確実に行う
・工作物がバイスの中心より短い場合は、必ず後ろ側に同じサイズの物を挟む
・長尺物を切断する時は、支持台に乗せ、周囲の邪魔にならないように注意する
・切断終了後に工作物の落下注意する
■帯鋸盤
・鋸刃の緩み具合いを調整してから作業する
・鋸刃ガイドの高さは、加工物に合わせ、必要以上に開かない
・鋼材等硬いものを切断する時は低速にする
・速度変換は鋸刃を最低速度で回転させスイッチを切り回転している時に行う
・丸棒等を切断する時は冶具等に挟んで切断する
■シャーリング
・大きなプーリーが回っています。巻き込まれないよう十分注意する
・電源スイッチを入れる前に材料を差し込まない
・機械の回転が上がって安定してから切断する
・切断時は、必ず材料押さえより手前に手を引いてから切断する
・切断厚さは3mm以下です。薄い材料でも重ねて切断しないこと
・小さい材料を幾つも並べて、一度に切断しないこと
・金網など縞鋼板などの材料は通常の鋼板の数倍の切断力がかかるので注意する
・焼の入った材料等は切断できません
・切断ペダルは踏み続けると切断刃が繰り返し下がり続けますので、必ず1回、1回離す
・小さなワーク等で外から届かない場合は薄い板材等を利用してワークの調整を行う
・シートホルダー下には絶対に手を入れない
・数人で作業の場合は、合図を掛け合い確認してから行う
■グラインダー
・砥石の正面に立たず斜め前に立って作業する
・研削砥石と受け台の間隔は3mm以内に保つ
・研削砥石と受け台の間隔の調整は回転を止めてから行う
・物を押し付けて回転を停止させない
・平型砥石の側面は使用しない
・スイッチを入れ1〜2分空転させ、回転が上がってから使用する
・保護眼鏡を必ず使用する
・小物、薄物を研削するときは材料がはねやすいので注意する
・砥石には衝撃を与えないように扱う
・砥石のドレシングや交換は受け台の間隔の調整が必要な時は職員に依頼する
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