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古地震・津波等の史資料の収集と解析

業務目的

ひずみ集中帯で、近世以前の古地震の地質学的、歴史学的、地震学的記録などの収集、さらには地質サンプルから発生年代を直接測定などして、過去の活動履歴を明らかにする。また、収集した記録から、ひずみ集中帯の震度データベースを構築する

成果の目標及び業務の方法

平成24年度

佐渡島沿岸が震源と考えられる1802年佐渡小木地震や1762年佐渡地震等、本業務でデジタル・XML化した7つの歴史地震について、史料データの再校訂作業や新史料の調査・収集を実施し、地震史料データベースの修正・再構成を行う。また、ひずみ集中帯で発生した歴史地震の震度データベースを構築し、地震史料データベースと組み合わせた統合データベース完成のため、画像データ等との統合作業を進める。さらに、国内外の学会等において、今までに得た研究成果を発表し、新たな専門的知見を得、成果の取りまとめに反映させる。

平成23年度

秋田県・山形県沿岸で発生した1833年庄内(出羽)沖地震について、デジタル・XML化した史料の校訂、データベース化を行うとともに、新たな史料を収集する。また、地震・津波に関する現地での歴史記録・地質学的痕跡の調査・検討を行い、地質試料の分析を実施する。これらの結果に基づき、信頼性の高い被害分布・震度分布を推定し、震源断層の特定に役立てる。さらに、1762年佐渡地震など山形県から新潟県沿岸で発生した地震を中心に、史料の収集やデジタル・XML化を行う

これまでの成果の普及と関連分野の最新の知見の収集のために、国内外の学会等で研究発表を行う。また、地震史料データベース及び震度データベースの構築に向けて、現地での史料調査及び地形調査を実施する

平成22年度

1751年越後高田地震及び1802年佐渡小木地震について、デジタル・XML化した史料の校訂、データベース化を行うとともに、新たな史料を収集する。また、現地での地質学的痕跡の調査を開始し、試料の分析も行う。これらに基づき、信頼性の高い震度分布を推定し、震源断層の特定に役立てる。さらに、1833年庄内沖地震など山形県で発生した地震を中心に、史料の収集やデジタル・XML化を行う

平成21年度

1828年越後三条地震について、デジタル・XML化した史料の校訂、データベース化を行うとともに、新たな史料を収集する。これらに基づき、信頼性の高い震度分布を推定し、震源断層の特定に役立てる。また、1751年越後高田地震、1802年佐渡小木地震など、ひずみ集中帯で発生した地震の史料収集を行う

平成20年度

ひずみ集中帯における評価対象の地震の選択を行い、それらの地震についての史料データベースを、既存の古代・中世の地震・噴火史料データベースの利用、近世初期の史料を新たな収集により作成する。震度推定基準を定め、震度データベースのプロトタイプを構築する。さらに、震度データベースを地理情報システムと組み合わせて図化する

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