マルチコレクタ型ICP質量分析計 (Micromass: Isoprobe)
中井研のメインである同位体測定用のマルチコレクタ型ICP-MSです。
MC-ICP-MSは検出器を複数個もっており、質量数の異なる同位体核種の信号を
同時に検出することで、同位体比を測定することができます。1990年代以降、
この装置の登場によって、従来、表面電離型質量分析計(TIMS)では測定が
難しかったトリウム、タングステン、ハフニウム等のイオン化ポテンシャルが
高い元素に対しても分析が行えるようになり、同位体地球化学の新しい領域を
開きました。
→もう少し詳しい読み物(地震研広報1999より)
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