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1991. 4. 1 東北大学理学部地学専攻入学

ほとんど山とバイトと旅。
学部3年秋、日本社会および学問に向いてないと思いつめ、モンゴルへ遊牧民になるため渡蒙。二ヶ月で自分の非力を知り挫折。大学に戻る。。。

1995. 3. 31 東北大学理学部地学専攻卒業

卒業研究は、北海道日高変成帯西帯の構造地質。日高の山が好き(山登り)で、そこをフィールドにしたいとボスの大槻さんに頼んだらあっさりと了解される。

1995. 4. 1 東北大学大学院理学研究科地学専攻前期博士課程入学

なにも研究テーマを与えられず、一体、なにをすればいいのか、モンモンと考え続け一年以上棒に振る。苦痛。ほとんど精神的にも、肉体的にも病気に近かった。結局、福島県畑川破砕帯のマイロナイトの構造を研究テーマに。100キロ以上も動いたはずのせん断帯なのに、歩いていてそう見えないことに興味を持ち出し、光学顕微鏡下でそこの石をを見てて、粒界・界面がその大変形に重要と考え始める(今思うと、ただの勘違い)。そんな理由で、粒界・界面研究に足を入れ始める。

1997. 3. 31 東北大学大学院理学研究科地学専攻前期博士課程卒業修士号取得

よくあれでM号与えてくれました。。

1997. 4. 1 東北大学大学院理学研究科地学専攻後期博士課程入学

一番嫌いな学問(鉱物学・結晶学)をしている研究室に行けば、嫌が上でもその勉強をせざるを得ないだろうという考えで、地質教室から岩鉱教室に移る(歴史的なことを考えればウルトラC)。透過電顕を存分使わせてもらう。

2000. 3. 31 東北大学大学院理学研究科地学専攻後期博士課程卒業博士号取得

かろうじて、粒界・界面構造とエネルギー測定でD号をくれた。

2000. 4. 1 ミネソタ大学地球科学教室において海外特別研究員としてポスドク

海外学振に幸運にも当たらせてくれ、運命のパパ、Kohlstedtの研究室に。ミネソタが第二の故郷となる。当時は、唐戸さんもいて、日本人がマジョリティー化してた。

2002. 4. 1 ミネソタ大学地球科学教室において特別研究員としてポスドク

気づいたら、周りに日本人がいなくなってた。アラスカなどで山登り三昧。ボスに内緒でしてたプロジェクトの結果を彼に見せたところ、内心期待していたとおりネーチャーに投稿してみてはと言われる。一年掛かるが無事掲載される。

2003. 5. 1 東北大学大学院工学研究科機械知能専攻において特別研究員としてポスドク

粒界工学の大御所、渡邉先生のところで、一年学ぶ。ここでの仕事、早く論文にしないと。。。学問の分野が違うと、カルチャーやものの考え方がここまで異なるものかと、いろんな意味で驚きの連続だった。得がたい貴重な経験。

2004. 7. 1 ミネソタ大学地球科学教室においてGibson Fellowとしてポスドク。

故郷のミネソタに戻る。一軒家にルームメート4人で暮らし始め、パーティー三昧。アメリカでもやっていけるよう、NSFのプロポーサル書き、授業などを経験する。アメリカ某大の準教授職、インタビューまでいくものの、その最中、あそこの窓が開いていたことを指摘される。悔しいから、スキーをして帰ってくる。

2006. 7. 15 東京大学地震研究所において助手

下町の陶器屋のおじさんと仲良くなる。


Takehiko HIRAGA, Division of Earth Mechanics/Earthquake Research Institute, University of Tokyo.