参加感想文集

・大変面白かったです。

・風邪で2回ほど休んでしまいましたが、多くの先生方から様々な講義を受けられるとて も興味深い授業でした(理系的な話によると苦しい部分もありましたが・・・)。約4ヵ月間ありがとうございました。

・地震について、とても教養になったと思います。ただ、式や計算はどうしても難しいの で、ない方がいいかな・・・と思います。

・なんだかんだで少し地震に詳しくなったと思います。ありがとうございました。

・全体にとても興味深く、また分かりやすい講義だったと思います。出来れば、今日の講 義でも現実の防災関係の内容はありましたが、もう一回程度あったら良かったなと思い ました。

・地震というメカニズムの複雑さがわかりました。予知自体が厳しい問題、なかなか面白  かったです。でも、物理的な話は自分にとっては難しかった。

・地震について、原理などの基礎的なことから、近年の発見、観測技術など、すごくいろいろなことを学べた。が、一回一回内容量がとても多くて大変だった。

・様々な視点から調査を行って、それらを総合すれば、いずれ高い精度で地震を予測できるようになるのかなと思った。耐震技術も進んで地震を恐れなくなる日が来るのだろうか。人間が自然を把握できるのか、これからもっと面白くなるような気がした。

・地震という話題について集中的に話を聴けるというゼミは貴重な機会であったと思う。 もう少し学生が積極的に参加できる(させられる)スタイルをとっても良いと思った。

・このゼミを通して、地震学についての最新の知識をいろいろと得ることが出来た。自分 がこれまで考えもしなかった現象や観測方法が分かり、けっこう興味深かった。また、日本が地震が多い国であり、研究が進んでいることを再認識した。

・地震学の最新の知見を垣間見ることができたのは面白かった。ただ、一回当たりの分量が多く、消化不良に陥りやすいと思う。

・地震予測へのアプローチ方法の例を具体的に知ることが出来て面白いと思いました。観測の重要性を感じるゼミでした。

・もともと、自分の将来と関係のありそうな分野に興味があったので、シミュレーションと関係するものにし か魅力的では無かったのですが、地震に対する防災意識が高まったこと、および科学雑誌の地震関連コラムを 読む上での素養がついたことがうれしいです。

・半年間講義を聴いて この講義を受講するまで地震について詳しく学ぶことは無く、新聞で読む程度の知識しかなかったので、すべてが新鮮でした。 そんな私でも、基本から教えていただいたので、すごく分かりやすかったです。 またさまざまな方面からの切り口で、地震という一つの現象に対して多角的な視点で見るようになることができ、今後、地震の専門にすることはないですが、新聞などで目にしたときは 以前と違う見方で読むことができると思います。 半年間ありがとうございました。

・最後に、講義全体の感想ですが、『地震学の最前線』は私の地震学に対する印象を変えま した。当初は地震という巨大で直接現場に行けないような現象を科学的に説明するのは難 しいのではないかと思っていましたが、様々なアプローチによって地震を解明しようとす る試みとその成果にはどれも納得させられました。本を紐解くだけでない、科学の実践に 触れるということが私にとっては収穫であったと思います。半年間ありがとうございまし た。

・このゼミを通じて様々な視点から地震を取り扱っていることを事実上初めて垣間見るこ とができました。今後さらに理論が洗練され、また研究課題を横断的に統合することで我々 日本人との付き合いが長い地震について解明されるのも思っていたより遠いことではない のかなと認識を改めつつあります。物理の分からない似非理系の私には難しい内容も多く ありますが、今後とも報道等に目を向け地震学の動向に注目してみたいと思います。


本格感想文:
予備知識はほぼ皆無だったのですが、最後までなんなくついていけて、そしてなにより楽しかった。地 震研行きたいなーなどと少し思ってしまうぐらい。なぜだろうと考えたら、オムニバス形式でも範囲を 広げすぎなかったのが僕にはよかったように思う。予備知識がなく、毎週熱心に復習していたわけで もない(ごめんなさい)ので、地震の基礎的な部分は毎度のように繰り返し説明していただいたことが、 それまでにやったことを思い出し、また知識として定着させるのに役立ったと思う。わかっていること から導入していってくれた講師の方が多かったので、楽しく(理解できるので)講義を聞けたのではな いかと思う。なので、来年度はもっと広い範囲のことをやるようなことをおっしゃっていたのを聞いて、 これはちゃんと毎回復習していかないとその場限りのおもしろい、おもしろくないで終わってしまうの かなと思います。講義でやったことをちゃんと復讐するのが当たり前の態度といえばそうなのかもしれ ませんが。教養の講義ということで、その分野に興味を持たせるという目的があるとすれば、ある程度 限定された範囲で関連付けて考えていきやすいようなもののほうが興味は持ちやすいのかもしれませ ん。…というようなことを言ってしまうぐらいおもしろかったです。

あと単純に愛知出身ということで生まれた時から大地震が来るぞーと言われて育ってきたので、地震と いうものをとても身近な問題として感じていたというのもあります。

ここで学んでことをもとにまた地震について勉強してみようかなと思います。

半年間ありがとうございました。


 僕は来年度の春から建築学科へ進学する。建築の世界においても日本は地震の多い国であるため、非常に高い水準の耐震構造が要求される特殊な国である。もちろん地震が来ても崩れない建物を建てることが一番であるが、それが不可能な場合もある。予想を越える災害に対しては建築は無力である。もちろん、過去の経験から余裕を持った基準は設けられているが、すべての建築物が一夜で建て替わるわけではないのである。ここに至って人々の命を守るのは地震の予測に頼るしかない。今回、半年間このオムニバス形式の講義を受け、様々な形で目には見えない地中での変化を測定、推測を重ね、実証のためデータを集めている人達の姿を見て非常に期待できると思った。将来、天災と言う言葉が意味をなさなくなることを願いたい。