4月2日(月)の三宅島の様子

写真:大野希一    写真の無断流用厳禁


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1:西から見たカルデラ:噴煙は北東方向に流れる.高度は低い(max. 1300m位).カルデラの縁(白煙の出ている下あたり)がやや明茶っぽく見える.3/19の火山灰によるものか?

2:北から見たカルデラ全景:噴気帯やメインのコーン,黒色水たまりの位置関係は変わらない.ただし,メインのコーン付近(写真左)は,傾斜が非常に緩やかになっている.また,黒色水たまり一部が埋め立てられている.

3:カルデラ底の拡大写真:カルデラ底は最近の崩落堆積物によって,その起伏が徐々に失われつつある.北西に位置するマウンドも,その比高が減じたように見える.メインのコーンの北側にあった噴気はほとんど消失している.崩落物によって噴気孔が埋め立てられたのだろうか?

4:メインのコーンとカルデラ南西斜面:メインのコーンは北西南東方向に伸びたひょうたん型をしている.3/19の写真から判断すると,このときの火山灰は,ひょうたんの左手(南東側)の火口から噴出したようだ.このメインのコーンの内部には,黄色い硫黄が付着している(写真ではわかりにくい). 

5:村営牧場とそこから伸びる登山道:村営牧場(写真の右下に位置)から伸びる登山道は,火山灰や倒木,そして泥流によって,大きな打撃を受けている.

6:北東方向に流れる噴煙と硫酸ミスト:噴気の量は一時期に比べて減少したものの,相変わらず青みがかった硫酸ミストが火口から定常的に放出されている.


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