平成14年9月4日(水)の三宅島の様子

観測ヘリ: 東京消防庁ヘリ「ちどり」 

観測時刻: 11:00 〜 11:30

観測者: 大島、川邊(産総研)


写真撮影: 大島 治

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< 写真説明 >

写真1.南から見る伊豆大島。三宅島からのガスの流れとみられる赤い帯が高度850m以上に水平にひろがっている。(厚さとして見ると800m程度。)機内で僅かにガス臭。(10:40頃)

写真2.三宅島からのガスの流れとみられる利島上空の赤い帯。東から。

写真3.三宅島からのガスの流れ、新島上空の赤色帯。高度800m以上。東から。

写真4.三宅島からのガスの流れ、神津島上空の赤い帯。遠方ほどはっきり、近い高角ほどうすく見える?高度600m程度以上か?

写真5.斜め風下の南西側阿古から見る三宅島。ふだん斜面沿いに下るガスの流れが見えない。無風に近い弱風で真上に上がった後、上層風に効果的に運ばれて(遠方の赤色帯をつくって)いるらしい。

写真6.北東から見る火口近傍。噴煙は以前に較べ著しく少ない。排出力もない。南主火口から弱々しく上がっており、上空の雲の中へ。(右端雲底がわずかに赤みを帯びて見える?)

写真7.北東から見る火口近傍ややアップ。少なく弱い噴煙が南主火口から上がっている。背後の南東壁が見やすい。左手前(やや赤味のある部分)は以前の岩なだれの跡。新たな?崩落岩塊がより上位に白く点在。

写真8.南東上空(5500ft)から見るカルデラ南縁。以前よりわずかに後退拡大して見える。(細かい凸部がとれてなめらかな曲線になった?) 左上、僅かな雲間に二男山・レストハウス。

写真9.崩壊中の北壁と遠景北西壁。北壁最高点の西側(突起状尾根の向こう)に白っぽい土煙が立ちこめている。画面手前はスオウ穴。

写真10.北東縁越しに見るカルデラ内。左に黒く見える西池(黒池)、右に崩壊で白筋をひく北壁。

写真11.東縁越しに見るカルデラ底。手前は黄褐色の北東池、右から北壁崩壊物が押し寄せ(白く見える)、位置は中央寄りに移動した。底部は遠方の黒池(西池)まで池の連続、一時底部全体が湖水になったように見える。

写真12.北北東上空から見るカルデラ北縁。スオウ穴西隣の稜線が崩れた。北壁最高点西の崩壊が盛んで、土煙が上がっている。このため北斜面は一帯黄土色に。北東斜面にも降りかかっていた。雲+うすい土煙の下に茶褐色の北東池が見える。北壁崖錐の発達により、位置は大分カルデラ底中央寄りに移動してきている。対岸、南西崖錐も成長したように見える。(画面中央上、陽の当たった部分。)

写真13.北北東斜面、スオウ穴〜最高点。中央が大きく欠落した。(7月12日金子氏写真6の赤矢印に挟まれた部分の左約3/4が欠落している。)

写真14.北斜面。最高点が孤立した。北壁崩壊の土煙(ダスト)が東に漂い、向こうの南壁の見え方が異なる。(土煙の背後に本物の噴煙(白煙)が上がっている。)

写真15.北(神着)から見る北斜面と北東〜北西稜線。なだらかになった。

写真16.東斜面上部。谷の崩壊が目立つが当初に較べてテンポは鈍い。粗粒スコリア・アグルチネートと溶岩の互層を基本構成物とした玄武岩成層火山上部は水を吸い込みやすく、細粒物の多い山麓や一般に較べて土石流は発生しにくい。右下では足下をすくわれた溶岩塊が転落して谷を拡大させている。

写真17.東斜面中腹。鉢巻き林道寸断。

写真18.北東斜面。手前地獄谷(〜赤場暁)。

写真19.緑豊かな南東麓坪田地区。

写真20.黄色く濁った大路池。


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