平成15年5月1日(水)三宅島の様子

観測ヘリ:警視庁航空隊の「おおとり」

観測者:大野希一、川辺禎久(産総研)

観測時間:10時22分〜10時38分


 写真撮影:大野希一

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[写真の説明]

写真1 西南西から遠望した三宅島.山頂からの噴煙量はごく少量.14時39分50秒撮影.

写真2 南南東から見た三宅島.白色の噴煙が南南東に流れていく.噴煙の出方は間欠的.15時05分34秒撮影.

写真3 ほぼ真南から見た主火口内部.主火口の内壁はほぼ垂直で,熱水活動によると思われる白もしくは黄色の変質帯が縦横に走る.主火口を中心に,噴気帯が同心円上に取り巻く.主火口の底から直接放出されている噴気の量は少ない.カルデラリムには,大小様々な規模のひび割れも認められる.10時23分24秒撮影.

写真4 主火口内部の拡大写真.内部に崖錐堆積物があることから,主火口の内壁自体も崩落を繰り返していると推定される.10時26分09秒撮影.

写真5 主火口から放出される青みがかった硫酸ミスト.白色の噴煙の放出は間欠的であるが,硫酸ミストの放出も間欠的かどうかは,これを見た限りでは判断が難しい.10時35分56秒撮影.

写真6 ほぼ真南から見たカルデラ底の全景.北西にあるマウンドと,メインの火砕丘および噴気帯が作る高まりに挟まれた低地に,大小様々な水たまりが点在する.マウンドの東側には,スオウ穴脇の崩落に由来する,やや明るい色調のデブリが分布している,デブリの先端はカルデラの中心まで達している.10時31分47秒撮影.

写真7 北西から見たカルデラ底.明るい色調のデブリが目立つ.デブリは特徴的に起伏をもつほか,表面に大きな岩塊が点在している.10時24分17秒撮影.

写真8 2重構造をもつメインの火砕丘と主火口.10時29分22秒撮影.

写真9 メインの火砕丘と主火口から放出される噴煙と青みがかった硫酸ミスト.硫酸ミストは,”主火口”の縁と,”外輪山”と”主火口”の間の2箇所から放出されている.放出された硫酸ミストは,白い噴煙にまとわりつくように,カルデラの外に流出してゆく.10時26分58秒撮影.

写真10 カルデラの北西〜北側壁.写真の左端のカルデラ壁が,茶褐色の火山灰で汚れている.カルデラ壁の崩落によって着色したらしい.10時23分05秒撮影.

写真11 スオウ穴に連続するダイク.10時29分11秒撮影.

写真12 カルデラ南西壁に認められる「Y」字形のダイク.10時28分00秒撮影.

写真13 三宅島の南西麓.深いガリーに浚渫された砂防ダムが目立つ.15時05分42秒撮影.

写真14 屋根が壊れてしまった家屋.14時13分38秒撮影.


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