IAVCEIとは(あなたもIAVCEI会員になりませんか)

(背景と目的)
IAVCEI(国際火山学及び地球内部化学協会)IUGG(国際測地学地球物理学連合)を構成する8協会(アソシエーション)の一つで,
85年もの歴史があり,世界でただ一つの火山学に関する国際学術団体です.IAVCEIは主に火山学研究及び関連分野の学術研究の促進と,火山災害の軽減のための活動をしています.IAVCEIには,そのエンジンとも言うべき多くの委員会・ワーキンググループ(Commission)があり,活発な研究や防災のための活動が行われています.これらの委員会・ワーキンググループにはIAVCEIの会員でなくても参加できます.

(関係した業務)

(活動支援)
  1. IAVCEIはこれらの活動資金の一部補助や,IAVCEI関連の国際集会やワーキンググループへの参加者(特に,途上国からの参加者)への渡航補助を行っています.
  2. また,途上国を含む国々の優秀な若手研究者,火山学の進歩に特に貢献した研究者,火山防災へ著しく寄与した者の表彰活動を行っています.
  3. さらには,火山災害を軽減するための活動(火山都市会議の定期的主催,資金援助や監視観測充実のために国際組織への働きかけ,火山周辺住民への啓発のためのパンフレットやDVD作成など)も行っています.

IAVCEIの歴史と構成

(運営資金)
IAVCEIの活動資金は(1)IUGGからの補助金と(2)個人会員の会費からなります.前者はIUGGに加入する国々が支払う分担金が原資で,4年毎に開催されるIUGG総会時に,各アソシエーションに登録した参加者の割合に応じて配分されます.さらに活発な火山研究を保証し,火山災害軽減のための活動を展開するのに必要な
IAVCEIの活動資金の確保にはIUGG総会にできるだけ多くの方が「IAVCEI」として参加していただくことと,一人でも多くの方がIAVCEI会員になっていただくことが重要になります.

IAVCEI会員になると以下の特典があります.
IAVCEI会員になることは,国際的な火山学の研究活動を推進し,かつ,途上国等の火山災害の軽減に積極的に寄与することになるという点で,上記の特典よりも重要だと言えます.
IAVCEIの個人会員は50を超える国から約700名におよび,そのうち日本人会員はまだ63名(2007年末現在)です.

(会員になるには)
IAVCEI会員になることに賛同いただける方は,IAVCEIのHPから加入ください.年収によって会費が異なります(年収約160万円以上の人は年会費が49ユーロ,4年先払いで約42ユーロ/年).IAVCEIのHPに入りIAVCEI membersのページからHow to become a member of IAVCEIを選んでweb上で登録(送金)して下さい.

その他,委員会・ワーキンググループ,国際会議開催案内などについてはIAVCEIのホームページをご覧下さい.


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IAVCEI会長(2007-2011年) 中田節也(東京大学地震研究所教授)

(平成20年12月17日更新)

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