3月23日(金)FLY-30 ヘリコプター:消防庁(つばめ JA9980) 搭乗者:金子,T. Wright 午前9時01分,東京ヘリポートを離陸.春のためか,ヘイズが濃く,大島も白く霞ん で見える. 9時45分三宅島上空到着.三宅島の500mより上の部分は,雲に覆われ,カルデラの位 置もはっきりとは判らない.このため,高度を5000フィートと高くとり,雲の切れ目 を探す. 北西側に,わずかな雲の隙間−カルデラ内の主火口の一部を見ることができる(写真 1).噴煙は,火口直上で海抜1200m程度,ややは離れた場所では,場合により1500 m付近まで達している.出方はやや元気がない.弱い西風にのり,東に流されている (写真2).ガスも同様に,三池付近に流れ下っている(写真3). 高度を下げ,一週道路に沿って島を一週する.特に変化はない.大路池南西の一週道 路崩壊箇所はまだ通れない模様(写真4). 10時14分観測終了.神津に一旦立ち寄り,給油を行う. 11時32分,伊豆大島通過. 12時06分,東京ヘリポート到着.消防庁のご厚意で,車で駅まで送って頂く. (金子) -------------------------------------------------------- 写真1 わずかな雲の隙間からカルデラ内の主火口の一部を見ることができた.(北 東より) 写真2 噴煙は,弱い西風にのり,東に流される. 写真3 三池に流れ下るガス. 写真4 大路池南西の一週道路崩壊箇所はまだ通れない模様.