7月13日(金)FLY-37 ヘリコプター:消防庁(はくちょう−大型ヘリ) 搭乗者:金子,斎藤(産総研) 午前9時52分,東京ヘリポートを離陸.クルー,火山観測者以外に同乗なし. 天気はきわめて良いものの,大島等はすっぽり島雲に包まれている. 9時43分,三宅島上空着.大島ほど厚くはないものの,山頂〜西側斜面に島 雲が張り付く(写真1). 噴煙は,雲間から海抜900m程度まで上がっている.勢いは弱い.ただし, ガスの量は相変わらずで,東斜面を下り赤場暁付近に達した(写真2)後, 海上をはるかに続いている(写真3). カルデラ内部の観察はできないが,雲間からスオウ穴の東肩付近が覗く. 確かに白っぽく見える(写真4).ただし,これが10日噴火の降灰のためなの かは,判らない. 10時11分観測終了. 10時53分,東京ヘリポート到着. (金子) -------------------------------------------------------- (写真) 1 島の山頂〜西側斜面に島雲が張り付く. 2 ガスは東斜面を下り赤場暁付近に流れ込んでいる. 3 はるか海上まで続くガス.右手下は三池港. 4 雲間から覗くスオウ穴付近.白っぽく見える.