2001年9月7日(金) 観測ヘリコプター:東京消防庁 かもめ JA9692 観測者:吉本, 東宮(産総研) 観測時間:9時53分 〜 10時19分 搭乗時間:09時05分 〜 11時49分 天候:曇り 8:30 集合 9:05 東京ヘリポート離陸.東宮氏(産総研),大久保氏(地震研,重力班) ,クルー3名. 9:53 三宅島伊豆HP着.大久保氏降機,すぐに離陸,火口観測開始 窓を明けて観測.全体的に曇っていたが(写真1),スオウ穴付近からカルデラ内部をのぞくこ とができた.飛行高度は非常に低く,スオウ穴付近から時計回りに4から5週.青白いガスは大 船戸湾(北西)方向に流れていた(写真2). 噴煙の様子:噴煙は白色で火口から出ている噴煙の量はそれほど多くない(写真3).雲のため 噴煙高度は確認できず. カルデラ内部:新しい崩壊などの目立った変化は確認できない(写真4,5).降雨のためか池 の水の量が増加していた.主火口も変化はない. 10:19 観測終了.三宅島伊豆HP着陸 11:06 大久保氏搭乗.三宅島伊豆HP離陸. 11:49 東京ヘリポート着. (吉本充宏) (写真) 1.伊豆HP(北北西)から見た雄山. 2.北西方向(大船戸湾)方向に流れるガス 3.主火口の様子. 4.火口底の様子その1. 5.火口底の様子その2.池の水の量が増加していた. 6.スオウ穴西側の亀裂.金子氏6月4日のフライト写真2のスオウ穴に一番近い亀裂(写真中央 右側)はなくなっていた.中央亀裂は残っている.