3月4日(月) ヘリコプター:消防庁 搭乗者:金子,古屋*     中堀,前中(気象庁) (*上空からの観測には加わらず.) 8時30分 東ヘリ集合. 9時18分 離陸. 10時18分 三宅中学ヘリポートへ着陸.古屋さんが降機. 10時09分 離陸,COSPEC観測開始. 10時41分 観測終了.神津へ向かう. 10時56分 神津着.給油と昼食. 13時12分 神津離陸.再び三宅へ向かう. 13時23分 三宅島上空着.火口観測開始. 一部に雲が残るものの,火口内部を観察することができる. (噴煙) 噴煙は,高度 1200m程度,南東方向に流されている.火口から溢れたガスの一部が南 斜面を下り,太路池とレストハウスの間付近へ流れ込んでいる(写真1). (カルデラ内部) ほとんど変化はない.雨のためか,小さな水溜りが増えている(写真2). (主火口) カルデラ内の噴煙の出口,状況等に大きな変化はないが,主火口西側からの噴気が若 干増え,一部スティーミンググラウンドに近い状態になっているように見える(写真 3). (カルデラ璧) 大きな変化はない.南側雄山林道上の亀裂もほとんどそのまま残っている(写真 4).スオウ穴両側のカルデラ壁上部から水蒸気が上がっているように見える(写真 5).カルデラ内からの上昇気流により雲が発生しているか,太陽光のため水が蒸発 したためと思われる.3月2日小噴火により降灰があったとのことであるが,ヘリコ プターからは,その痕跡は認められない. 13時55分 火口観測終了. 13時56分 三宅中学へ着陸.上陸した1名をピックアップ. 14時00分 三宅中離陸. 14時49分 東ヘリ到着. 写真 1 火口から溢れたガスの一部が南斜面を下り,太路池とレストハウスの間付近へ流 れ込んでいる. 2 カルデラ内部.ほとんど変化はない.雨のためか,小さな水溜りが増えている. 3 主火口西側からの噴気が若干増え,一部スティーミンググラウンドに近い状態に なっているように見える. 4 以前から見られる南側の亀裂(雄山登山道の上). 5 スオウ穴両側のカルデラ壁上部から水蒸気が上がっているように見えた.カ ルデラ内からの上昇気流により雲が発生しているためと思われる.