4月5日(金) ヘリコプター:陸上自衛隊/木更津 搭乗者:金子,古屋*     中堀,松森(気象庁) (*上空からの観測には加わらず.) 11時30分 自衛隊木更津駐屯地前で集合. 12時29分 離陸. 13時15分 三宅中学ヘリポートへ着陸.古屋さんが降機. 13時16分 離陸,COSPEC観測開始. 14時00分 COSPEC観測終了. 14時07分 火口観測開始. 雲もなく,火口内部を観察することができる. (噴煙) 噴煙は,通常高度 1000-1100m程度,一旦東方向に上った後,上空で南東に流されて いる(写真1).ガスの大半は上空に上っているが,一部は斜面を下り,三池港付近 に流れ込んでいる.噴煙は数分間隔でパルス的に立ち昇り,勢いがあるときは, 1500m付近まで達する.噴煙の量は明らかに少ない(火道がつまり気味?). (カルデラ内部) 小規模な崩壊は続いているようだが,目立った変化はない(写真2).北側の池がや や拡大し,色も赤茶色になっている(写真3) (主火口) カルデラ内の噴煙の出口,その分布状況等に大きな変化はない.噴煙が少ないため, 主火口内を比較的クリアーに見ることができる.手前に皿上の凹地形があり,その奥 (カルデラ壁側)に穴(火口)が見える(写真4). (カルデラ璧) 大きな変化はない. 南側の2箇所の亀裂も残っている(写真5,6) 14時44分 火口観測終了. 14時48分 三宅中学へ着陸.上陸した1名をピックアップ. 14時50分 三宅中離陸. 15時50分 木更津駐屯地到着. 写真 1 南東へ流される雲煙(北東より) 2 カルデラ内部 (北西より) 3 北側の池.赤褐色になった. 4 主火口内部. 5 以前から見られる雄山登山道の上の亀裂.外側にも細かな亀裂がある(矢印). 6 以前から見られる主火口脇の亀裂. 7 一部埋積されつつある北側の池(西側より).