9月25日(水)FLY-48 ヘリコプター:警視庁 (東京ヘリポート) 搭乗者:金子,下司(産総研),大久保(重力測定)     小台,宮崎(気象庁) 8時30分 東京へリポート集合. 9時01分 離陸. 9時57分 三宅中学ヘリポート着陸.大久保さん降機.重力測定へ. 9時58分 三宅中学ヘリポート離陸,火口観測へ. 10時27分 火口観測終了.新島へ. 10時45分 新島到着.給油と昼食 12時43分 新島離陸.三宅島へ. 12時55分 三宅島到着.COSPEC観測開始. 13時49分 COSPEC観測終了. 13時56分 三宅中学ヘリポート着陸.大久保さん搭乗. 13時58分 三宅中学ヘリポート離陸.帰路へ. 14時54分 東京へリポート到着. (噴煙) 噴煙は高度1300m程度で,南南西に流されている.噴煙の発生上昇は間欠的で,ちぎ れ雲のようになっている(写真1).ガスはレストハウス方面へ下っている.噴煙の 量は少ない. (カルデラ内部) 大きな変化はない.崩壊が僅かずつ進み,テーラスが成長している(写真2).北の 「黒池」の水が茶色になっている.カルデラ底近くの小火口の1つから灰色の泥水が 中央部に向かって流れ出ている(写真3).よく見ると,流れ始め茶色だったもの が,途中で灰色に変わっている.不思議. (主火口) 噴煙が少ないため,内部までよく見える.噴煙の多くは奥の主火口ではなく,その手 前側からでているように見える(写真4).噴煙の出る位置に変化はない. (カルデラ璧) 崩壊が少しずつ進んでいるためか,全体に新鮮な面がでている.カルデラ南側の主火 口に面する部分で,リムに多数割れ目ができているのが認められる(写真5).以前 からある他の割れ目には大きな変化はない. 写真 1.噴煙は高度1300m程度で南南西に流されている. 2.カルデラ内部に大きな変化はない.崩壊が僅かずつ進み,テーラスが成長してい る. 3.小火口の1つから灰色の泥水が中央部に向かって流れ出ている.流れ始め茶色 だったものが,途中で灰色に変わっている. 4.火口付近.噴煙の多くは奥の主火口ではなく,その手前側からでているように見 える. 5.カルデラ南側の主火口に面する部分で,リムに多数割れ目ができているのが認め られる. 6.伊ヶ谷沖から見た三宅島. (金子隆之)