「移動体搭載型重力計システムの高度化と実海域における実証試験観測」

平成24年度 第1回研究運営委員会議事録

 

日時: 平成24年10月29日(月) 午後13時30分〜午後16時00分

場所: 東京大学地震研究所 会議室(1号館3階)

 

【出席者】

■運営委員メンバー

篠原 雅尚 東京大学地震研究所観測開発基盤センター教授

新谷 昌人 東京大学地震研究所観測開発基盤センター准教授

山田 知朗 東京大学地震研究所地震予知研究センター助教

金沢 敏彦 防災科学技術研究所観測・予測研究領域 地震・火山防災研究ユニット室長

植平 賢司 防災科学技術研究所観測・予測研究領域 地震・火山防災研究ユニット主任研究員

月岡  哲 海洋研究開発機構海洋工学センター運航管理部探査機運用グループ・グループリーダー

藤本 博己 東北大学災害科学国際研究所教授

石原 丈実 産業技術総合研究所地質情報研究部門テクニカルスタッフ

■オブザーバー

竹内 倶佳 プログラムディレクター

井上 諭一 文部科学省研究開発局海洋地球課長

福田 純也 文部科学省研究開発局海洋地球課海洋資源技術開発係長

吉梅  剛 海洋研究開発機構海洋工学センター運航管理部探査機運用グループ技術副主幹

白崎 勇一 泣}リン・エコ・テック、事務担当:柳澤 恭子 東京大学地震研究所・事務

【欠席者】

塩原  肇 東京大学地震研究所海半球観測研究センター准教授

望月 公廣 東京大学地震研究所地震予知研究センター准教授

飯笹 幸吉 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授

 

 

議事概要

1.議事に先立ち、プログラムディレクターと文科省担当者から挨拶があった後、委員紹介、資料確認を行った。

2.平成24年度全体計画の概要説明にあたり、まず昨年度までのプロジェクトの概要と達成状況が説明され、本プロジェクトの目標と開発課題、スケジュール等が示された。(篠原委員)

3.平成24年9月に実施された実海域における実証試験観測の結果と、小型化に向けた開発状況が各委員より報告された。

(1)移動体搭載型重力計実証試験および技術開発について(篠原委員・石原委員)

(2)移動体搭載型重力偏差計実証試験および技術開発について(新谷委員)

(3)AUVの航法開発および計測技術開発について(月岡委員)

4.各項目それぞれに質疑応答があり、本システムの実用化に向けての課題が指摘された。実証実験において発生した不具合の原因、潜航回数やデータの取り方、航法や機能等について様々な意見交換を行ったほか、移動体搭載型重力計の精度をさらに上げるためには、各々の技術開発に加えてプラットフォームと計測技術の一体開発を行う事が重要ではないかという意見が委員より出された。

5.運営委員会終了後、重力偏差計の動作実演を新谷委員が1号館516号室に準備し、竹内プログラムディレクター、文科省・井上課長、福田係長に新谷委員が実機を使って説明した。