GPSデータによる地震時地殻変動のパターンの改訂
川の南の付加体自体も変な挙動を地震時に示していることを述べた(GPSデータは北西端の非弾性変形を支持する).S. -B. Yu氏が筑波のシンポジウムの帰りに地震研によった際に,彼から手に入れた水平移動ベクトル図をよく見てみると,北西端だけが特異なのではなく,断層西端全体で,南部で3
mの水平移動が北部で7 mとしだいに増加すること,また移動方向が,南部の西北西から北部の北北西に時計回りに回転していることがわかった.隆起はほぼ一定で3
mである.このような移動ベクトルの特徴はまだ説明できていないが,なんらかの非弾性変形が付加体にも起きたことは確かだろう.