GPSデータは北西端の非弾性変形を支持する
| 10月18-22日に筑波の国際会議場でGPSの国際シンポジウムが開かれている.筆者は都合で半日しか参加できなかったが,台湾地震やトルコ地震のポスターセッションが急遽開催され,ポスターを見ることができた.地震に伴う変位の結果がいくつか示されていたが,北西端の異常隆起にとって大変大きな意義があるので報告する. |
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科学院地球科学研究所のS. -B. Yuと国立中央大学のY.-A. Liouによるポスター(データはCentral Geological Survey and Inst Earth Sci, Academia Sinicaによる)によれば,南北走向の地表断層の東の山麓では,ベクトルは西北西で水平5m,垂直3 m,北西端の川の南の丘(すなわち異常隆起域のすぐ南)では,ベクトルは北北西を向き,水平7 m,垂直3 mである. |
| これから以下のことがわかる.断層の西端上盤側の付加体は,Yagi & Kikuchi (1999)の最大すべりから期待できるディスロケーションを断層面に与えた時に弾性理論から計算される運動をしている.ところが北西端では,方向が時計まわりにふれるし,大きさも大きいので,付加体部分ですでに非弾性変形が起きている.さらにこの地域の付加体の隆起が3 mで,滝,桃畑,ダム北端の6-9 mに及ぶ隆起の1/2-1/3しかないことは,この地域の河川堆積物が非弾性的に変形したことを物語っている. |