プレート運動の研究
プレート運動の記述方法,決定方法,現在までのプレート運動モデルについては下から4番目の解説論文参照.
日本付近のプレート運動の決定については,1993年の段階では,フィリピン海プレート(PH),ユーラシアプレート(EU),太平洋プレート(PA),の三つのプレートの相対運動を地震のスリップベクトルおよびグローバルモデルであるNUVEL-1のEU-PAを用いて決定した.これは大学院生の頃の仕事Seno
(1977)の改定版である.1996年の段階では,オホーツクプレート(OK)の運動を,北米プレート(NA),PA, EUとともに決定した.さらに1998年の段階では,アムールプレート(AM)をEUから分離し,日本周辺の6個のプレートの相対運動を,地震のスリップベクトルとNUVEL-1の既知のデータにもとづいて決めている.一方この数年間,西太平洋-東アジア地域のGPSによる速度ベクトルデータが蓄積されてきた.今後はプレート運動の決定はGPSが主役となっていくことが期待される.しかしまだデータ不足と不安定性のために確定的なモデルは得られていない(これについては下から3番目のレビュー論文参照).