| 地表断層変位の詳しい分布は流動的振る舞いをしめす |
| 報告の冒頭にも述べたように大槻氏と楊氏は地表断層の変位ベクトルの調査を行った.ここに大槻氏の許可を得て断層にそった変位ベクトルの分布を紹介する. |
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| 地表断層にそった全変位量と方位(大槻・楊, 1999). |
| 大槻の結果によれば,光復新村のグランドの南西すべり地点より南で,南西すべり3カ所,西すべり3カ所,グランドより北で,南西すべり2カ所,西すべり1カ所がみつかっている.一方杉山雄一ら(地質調査所,合同学会などで公表予定)による同様の調査によれば,地表断層が最北端で走向を北東走向に変えた後,さらに東へ入った地点で,南北すべり3カ所,光復新村のグランドの南西すべり地点より南で,南西すべり5カ所,西すべり2カ所を見いだしている.これらの杉山らの測定点は,大槻のそれとオーバーラップしていない.これら判明しているすべり方向を断層全体のトレースに沿って分布させるならば,それらが地震すべり方向NWを表しておらず,あたかもむかでの足のごとく,さまざまな方向にすべったことがわかる.これらのすべりは,堆積物の流動的振る舞いを示すものといわざるを得ない. |