2000年地震研究所一般公開

オフィシャルページ 

期日:2000年7月27・28日

場所:東京大学地震研究所

〒113-0032 文京区弥生1-1-1


火山センターでは,三宅島や有珠山の今年の活動に関する研究をはじめ,火山活動を理解するためにわれわれが普段調べていることやその方法について解説しました.また,火山活動や防災に関するビデオ上映も行いました.

ちなみに私は27日朝にインドネシアから帰国したばかりだったので,あまり準備ができませんでしたが,インドネシアの火山に関する展示を行いました.

私の展示

クラカトア火山1883年噴火で噴出した軽石.

直径約30cmの大きな石ですが,水に浮きました.

浮き輪がわりに使用してみました.左上に見えているのが,私の頭と軽石.

 上の写真は今回展示した軽石の写真です(地質調査所 宝田晋治氏提供).クイズとしてこの軽石の重さ当てをしました.応募して下さった方々,どうもありがとうございました.ヒントとして軽石の横においたハンマー(863.60 g=約0.86 kg)よりは重かったと思いますが,結構軽かったでしょう?

 答えを発表する前にここまでに書いてあることから,答えを推定してみましょう.

 まず,軽石が球形(ボールのような丸い形)だとすると,直径が30センチくらい(半径15センチくらい)なので,軽石の体積は球の体積の公式V=4πr3/3(Vは体積,πは円周率,rは半径)から,

V=4×π×(15 cm)3/3=14137.17 cm3

と求まります.

つぎに水に浮くということは,水の比重よりも軽石の比重の方が小さいということがわかります.水の比重はだいたい1.0 g/cm3です.ということは,軽石は,

14137.17×1.0=14137.17 g=約14.14 kg

よりも軽いことがわかります.つまり,展示してあった軽石の重さは,

0.86 kg<軽石の重さ<14.14 kg

となります.さて,実際はどれくらいだったのでしょう?

答えは,5.5 kgでした.ということは,比重が約0.39 g/cm3だったことになります.これは,だいたい乾いた竹や杉などの木と同じ比重なんですね.普段から材木などを運びなれている人にはわかりやすかったかもしれませんね.

 さて,正解にいちばん近かったのは,小山克行さん(学生)でした.ぴったり5.5 kgとお答えになりました.お約束通り軽石をお送りいたします.他の方々の解答は様々でした.最低500 g,最高6.31 kgでした.それでも上の計算で求めるより,みなさんの勘の方がずっと正確だったようです.

それでは,来年もぜひ地震研究所の一般公開に来て下さい.


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